13年間付き合っている恋人と結婚したいと思わない、5つの理由

婚約指輪より、賃貸物件の頭金を払ったほうがロマンチックだし

筆者:シャノン・ウルマン

私と恋人のジョッシュは、13年間付き合っています。この先、結婚する予定はありません。周りの友人は次々結婚していますが、私たちは、自分の人生計画を立てるのに忙しくしています。

SHANNON ULLMAN

結婚を先延ばしにしているわけでもなくて、結婚しないと決めています。それは、こんな理由からです。

1. 生きていく上で役立つものじゃないから

結婚が、生きていく上で役立つものだとは私には思えないのです。私とジョッシュは13年間一緒にいて、お互いをすごく大切にしています。でも、結婚が二人をつなぎとめるものにはならないと思うのです。離婚というものがあるから。

子供を作る予定はないから、未来の子供のことを考えて結婚しようとも思わないし、結婚してどちらかを経済的に支えようとも考えていません。二人とも働いているし、10代の頃から支払いはきっちり割り勘にしています。

2. お金と時間を無駄にしたくない!

私たちが住むフィラデルフィア州の街で、結婚するのに必要なお金は80ドル(約8900円)。それほど大した金額ではありません。

でも結婚式となると、とんでもない額のお金がかかります。私たちの両親にはそんなお金を払う余裕はありません。まあ、母親たちに料理を手作りしてもらい、ビールも自分たちで醸造して、飾り付けを節約するなんて手もあるけれど、それでもお金と時間はかかります。

私もジョッシュも、キャリアを積もうとしているところです。事業を立ち上げて、借金を払い、賢い投資をしてお金を貯めたら、好きなことをするための時間とお金の余裕を持ちたい。

たとえ100ドルしかかからないとしても、結婚式をやるだけの価値を私は思いつかない。私たちが愛し合っていることを、家族や友人は知っています。何かやりたいのであれば、ホームパーティーをすればいいと思う。

それに、婚約指輪もめちゃくちゃ高い。婚約指輪のお金で、学生ローンか賃貸物件の頭金が払えます。私にとっては、指につける石よりそっちの方がロマンチック。

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3. 家族や友人の負担になりたくない

結婚式で大役を任されたことがある人ならわかるかもしれないけれど、結婚式で何かをやるってとても大変。もちろん、それが好きな人なら問題ないと思う。でも、他の人たちの結婚式に参加してきた私の経験から言うと、結婚式に参加するのに、お金も時間も必要です。

友人たちは学生ローンを払い終えて人生設計の真っ最中だし、両親は自分の生活費を稼ぐのに精一杯。彼らに、大金を使ってドレスやタキシード、それに結婚のプレゼントを買って欲しくありません。家族や友人とパーティーするのは大好きだけど、庭でバーベキューするので十分楽しいから。

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4. 離婚家庭で育って学んだこと

私たちの両親は離婚しています。親が離婚したからといって、愛を信じられなくなったということはありません。むしろ学んだのは、「何をすべきではないか」です

両親の離婚から、"簡単に離婚できるのであれば結婚なんて大きな意味を持つものじゃない"と私は学びました。それに、結婚が夫婦を幸せにしたり絆を強めたりはしないということも知りました。私たちの両親の場合、幸せな関係を築くかどうかに、結婚はほとんど関係ありません。

私の叔母と叔父は私が知っているどの夫婦より長く一緒にいるけれど、結婚していません。私の父には5年付き合っている彼女がいますが、結婚している時より幸せそうです。母には13年間付き合っている彼氏がいますが、ここはうまくいっていません。

恋愛関係や夫婦関係には色々な状況があるけれど、自分の経験から、結婚がそれに重要な役割を果たしているとは思えません。

5. 常識は関係ない

結婚する理由は何でしょう。結婚は普通するものだから? うーん、それは私には当てはまりません。

他の人たちが結婚するかどうかは、私に関係ないことです。私は自分の考えで生きているし、目標もある。結婚しないという生き方に同意できない人がいるかもしれないけれど、それは私には関係ありません。

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誤解して欲しくないのは、私が結婚を嫌っているわけも、結婚した人を嫌っているわけでもないということです。ジョッシュはウェディング・フォトグラファー。自分の仕事を、心から愛しています。

結婚にどんな意味付けをするか、どんな価値を見出すかは、その人次第です。結婚が世界で最も神聖で美しいと考えている人には、結婚は神聖で美しいものです。結婚にどんな意味があるかは、一人一人が決めることです。

結婚が自分にとってどんな意味を持つものなのか、一度しっかり考えてみてもいいのかもしれません。お金、時間、感情をつぎ込む前に!

ハフポストUS版のブログを翻訳しました。

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