北朝鮮がミサイル発射準備を解除、発射場から移動=米当局筋

北朝鮮のミサイル、発射場から移動=米当局筋
5月6日、米当局筋によると、北朝鮮は、2基の中距離弾道ミサイル「ムスダン」について、発射準備の態勢を解除し東海岸の発射場から移動した。写真は北朝鮮の国旗。北京で2010年5月撮影(2013年 ロイター/Jason Lee)
[ワシントン 6日 ロイター] 米当局筋によると、北朝鮮は、2基の中距離弾道ミサイル「ムスダン」について、発射準備の態勢を解除し東海岸の発射場から移動した。米当局筋がロイターに明らかにした。
米当局筋の1人は、ミサイルが移動されたからといって、別の場所での発射という事態が起こらないことを保証するものではないと慎重姿勢を示した。
国家安全保障会議(NSC)のダニエル・ラッセル・アジア上級部長は良いニュースだと判断するのは時期尚早だと述べた。
一方、もう1人の米当局者は、別の発射場にミサイルが移動したとは信じがたい、と述べた。
国防総省のジョージ・リトル報道官は北朝鮮のミサイルの状態に関するコメントを控えた。機密情報についてはコメントしないとし、挑発的な行動が最近いったん止まったことは、朝鮮半島の平和と安定を維持するための取り組みに対して、明らかに有益なものだとの見方を示した。
報道官は北朝鮮の今回の動きについて、一連の挑発的な行動が終了した可能性を含め、複数の可能性があると指摘した。報道官は中国政府の対応も一部支援したとしている。
4月30日に終了した米韓合同軍事演習と時期が重なって、北朝鮮情勢は緊迫化していた。
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