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復興予算、流用1000億円 ウミガメ保護にご当地アイドルイベント

2013年06月02日 21時45分 JST | 更新 2013年08月02日 18時12分 JST
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An excavator operates on a construction site as an abandoned elementary school stands in the background in an area damaged by the tsunami following the Great East Japan Earthquake in Ishinomaki, Miyagi Prefecture, Japan, on Sunday, March 10, 2013. Japan's economy grew at an annualized 0.2 percent last quarter after shrinking 3.7 percent the three previous months, the worst since the 2011 earthquake, revised government data show. Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg via Getty Images

復興予算、雇用でも流用 被災地以外に1千億円

東日本大震災の復興予算で2千億円がついた雇用対策事業のうち、約1千億円が被災地以外で使われていることがわかった。被災地以外の38都道府県で雇われた約6万5千人のうち被災者は3%しかおらず、被災者以外が97%を占める。「ウミガメの保護観察」や「ご当地アイドルのイベント」など震災と関係のない仕事ばかりで、大切な雇用でも復興予算のずさんな使われ方が続いている。

この事業は厚生労働省が担当する「震災等緊急雇用対応事業」で、被災者などの雇用を支援するため、2011年度の復興予算で2千億円がついた。臨時や短期間の仕事に就いてもらい、生活を支える目的だ。

このうち915億円は、東北や関東などの被害が大きかった9県が運営する雇用対策基金に配られた。11~12年度に計約6万人が雇われ、その約8割を被災者が占める。

一方、残る1085億円は被災地以外の38都道府県の基金に配られた。朝日新聞が38都道府県に聞いたところ、11~12年度に雇われた人は計約6万5千人にのぼるが、被災者は約2千人にとどまった。 【古城博隆、座小田英史】

(朝日新聞デジタル 2013/6/3 8:00)

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(朝日新聞社提供)

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