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中国四川省で大雨 四川大地震震源に近い地域 地盤が緩んでいた可能性も

2013年07月11日 19時28分 JST | 更新 2013年07月11日 19時28分 JST
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This picture taken on July 9, 2013 shows heavy flood waters sweeping through Beichuan in southwest China's Sichuan province. Rainstorms sweeping across parts of China have affected millions, causing landslides and disabling transportation in provinces such as Sichuan and Yunnan, state media reported. CHINA OUT AFP PHOTO (Photo credit should read AFP/AFP/Getty Images)


中国四川省の都江堰(とこうえん)市で10日、大規模な土砂崩れがあり、11日までに21人が遺体で見つかったと同省政府が発表した。四川省内全体では31人が死亡、166人が行方不明となっている。朝日新聞デジタルが伝えた。

時事通信によると、四川省では7日から降り続く豪雨で、土砂崩れが多発。209万4000人が被災し、約5100軒の家屋が倒壊したほか、9万近い家屋が破損した。直接的な経済損失は71億9000万元(約1160億円)に達している。

都江堰では、8日夜から10日午後までの総雨量が941ミリと、去年1年間の総雨量に匹敵する大雨が降ったとNHKは伝えている。朝日新聞デジタルによると、都江堰市は2008年の四川大地震の震源に近い。地元メディアは山の地盤が緩んでいた可能性を指摘している。四川省では大雨のため各地で洪水が起き、11日現在で22万人が避難している。同省江油市の川では増水のため橋が崩壊。12人が行方不明となっている。

■用語

都江堰(とこうえん)

中国の四川省にあり、成都平原一帯の灌漑(かんがい)用水を取り入れる施設。約2300年ほど前に、秦国蜀郡の太守であった李氏親子2人が民衆を集め、水利工事を行った。成都市北方の山岳地帯の入り口にあり、世界遺産にもなった景勝地で道教の聖地でもある青城山がある。国家歴史文化名城にも指定されている古い町だが、2008年の汶川大地震(四川大地震)では震源に近いため、大きな被害を受けた。

四川大地震

2008年5月12日午後2時28分(日本時間午後3時28分)、中国中西部の四川省で起きた大規模な地震。地震の規模はマグニチュード(M)7.9~8.0。 中国政府の発表では08年8月4日現在、死者6万9207人、負傷者37万4468人、行方不明者1万8194人となっている。

この地震は、北東から南西方向に延びる竜門山断層帯を構成する断層のうち、南北で性質の異なる二つの断層が連動して起きたと見られている。中国地震局工程力学研究所の発表によると観測された揺れの強さを表す加速度は最大957ガル(ガルは加速度の単位)で、阪神大震災のときの818ガルを上回っていた。

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