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すばる望遠鏡で約60光年離れた太陽系外の「見えない惑星」観測成功

2013年08月06日 20時24分 JST | 更新 2013年08月06日 23時27分 JST
国立天文台


東京工業大や東大、国立天文台などのグループが、ハワイにあるすばる望遠鏡で地球から約60光年離れた太陽系外の惑星の光を直接とらえた。系外惑星の直接観測は世界でも珍しい。大きさは木星の3~5・5倍で、直接観測された系外惑星では最小クラスという。朝日新聞デジタルが伝えた。

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新惑星は「GJ504b」。主星である恒星の周りを、冥王星とほぼ同じ軌道半径で回っていた。光をじかにとらえたことで、表面温度は230度と低いことがわかった。

産経新聞によると、グループは、おとめ座の方角にあり、重さなどが太陽によく似た星を調べた。通常の観測では、星の光がまぶしすぎて周りの惑星が見えないため、星の光を遮る装置を取り付け撮影した。

その結果、非常に暗い17~20等の惑星1個を発見。星と惑星の距離は、太陽と冥王星ほど離れていた。惑星は誕生から1億~2億年とみられる。色の成分から、グループは大気中に雲が少ないとみている。太陽系の外の惑星は、惑星の重力によって中心の星がゆらぐ動きを捉える手法で、3500個以上が推測されているが、直接姿を確認できたのは10個ほどしかない。

new exoplanet This composite combines Subaru images of GJ 504 using two near-infrared wavelengths (orange, 1.6 micrometers, taken in May 2011; blue, 1.2 micrometers, April 2012). Once processed to remove scattered starlight, the images reveal the orbiting planet, GJ 504b.

グループの田村元秀東京大教授は「この惑星には水が存在せず、生命が存在するには若すぎるだろう」と話している

ハフィントン・ポストUS版でも、「最も軽量の系外惑星が観測された」と伝えている。

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