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普通に買ったバナナから「世界最強の毒グモ」の子が大量に:英国

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「Mirror News」の記事によると、ロンドン南西部ハンプトン地区に住む一家が、自宅から避難せざるを得なくなった。近所にあるスーパー「セインズベリー」で購入したバナナから、「世界一危険な毒グモ」が発見されたからだ。

地元の報道によると、2児の母で29歳のコンシ・テイラーさんは、バナナを半分食べたあたりで、バナナに珍しい白い斑点があることに気付いた。そして、さらに目を近づけてよく見ると、それは、数十匹もの子グモを保護している繭だとわかった。

「目を近づけてよく見たところ、それが子グモの集団だとわかり、ぞっとした。子グモたちは、テーブルの上で次々と孵化し、カーペットの上を走り回っていた」と、テイラーさんは、英紙『サン』の記事で述べている。

テイラーさん一家は、地元の害虫駆除業者にクモの調査を依頼した。一家はこの時初めて、これらの小さな生き物が、世界で最も危険と考えられている「フォニュートリア・ドクシボグモ」(Brazilian Wandering Spider:学名Phoneutria fera)だと知った。

フォニュートリア・ドクシボグモは、南米の熱帯地域に生息している徘徊性のクモ(巣をはって獲物をとらえるのでなく、動きまわって獲物をとらえる種類のクモ)だ。『ギネス世界記録』ではこのクモを「世界一危険な猛毒クモ」と呼んでいる。

ギネスによれば、このクモの毒は、たった0.006ミリグラムでマウスを死亡させるという。

このクモは「バナナ・スパイダー」とも呼ばれる。時おりバナナの積み荷の中で発見されるからだ。ドイツのスーパーでは2011年、バナナ箱の近くの棚の下で毒グモが見つかり、店から全員が避難するという事件が起きたが、この毒グモはフォニュートリア・ドクシボグモだったと見られる。


メスのフォニュートリア・ドクシボグモが繭を紡いで産卵する様子。成虫の全長(脚まで入れた長さ)は17cm。(Photo via Getty)

なお、現在は有効な解毒剤が開発されており、死者はときおり報告されるが、ほとんどが7歳以下の子どもだという。2005年にも、イギリスに到着したバナナ箱に隠れていたこのクモに男性がかまれたことがあったが、すぐさま治療を受け、1週間ほどの入院ですんだという

[Sara Gates(English) 日本語版:丸山佳伸、合原弘子/ガリレオ]

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