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靖国参拝に批判集中 北朝鮮「軍国主義の亡霊」 中国では日本のネット調査結果に反発

2013年12月30日 00時21分 JST | 更新 2013年12月30日 00時24分 JST
時事通信社

北朝鮮「軍国主義の亡霊」 安倍首相の靖国参拝を批判

ラヂオプレス(RP)によると、北朝鮮の平壌放送は28日夜の定時放送で、安倍晋三首相の靖国参拝について取りあげ、「軍国主義の象徴を参拝する無分別な行為を敢行した」と報じた。北朝鮮メディアが今回の首相参拝を伝えるのは初めて。

平壌放送は「アジア諸国と国際社会の反対にもかかわらず敢行された参拝は、軍国主義の亡霊をよみがえらせようとする安倍政権の右傾化策動がどこまで至ったのかを示している」と批判した。一方、朝鮮中央通信は29日、中国とロシアの外務省が、今回の参拝に抗議したり、憂慮を示したりしたことも紹介した。

朝鮮労働党の機関紙「労働新聞」(電子版)は26日、日本での特定秘密保護法成立を「軍事大国化の野望実現のため、あらゆる手を尽くしている。右翼の道を狂奔すれば、日本を危険などん底に陥れる結果しかもたらさない」と指摘した。北朝鮮メディアは安倍政権を「軍事大国化」「軍国主義」と批判する報道を続けている。【ソウル=中野晃】

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(朝日新聞社提供) 

中国、安倍首相の批判前面に 日本のネット調査に衝撃も

安倍晋三首相の靖国神社参拝について、中国は「日本人民の根本的利益を損なう危険な道に日本を引きずり込むもの」(楊潔チー国務委員、チーは竹かんむりに褫のつくり)と位置づけ、政府やメディアが国内外に向けて首相個人への批判を強めている。

楊国務委員は28日発表の談話で、「安倍首相はごうごうたる非難を押し切って参拝した」「時代の流れに逆行する安倍首相の行為」などと名指しして批判を展開した。また、著名なキャスターの白岩松氏は、国営中央テレビで「もともと素っ裸の人間が最後の靴を脱いだようなもの」と論評。参拝は「首相個人の問題」との側面を強調し、日本世論の反応を見極めようとする姿勢もにじませた。

その中で、日本のインターネット検索大手「ヤフー」が首相参拝に関するネット調査を開始し、現段階で約8割の人が「妥当」と支持していることが、中国では衝撃を持って受け止められている。中国版ツイッター「微博(ウェイボー)」では29日、反発の書き込みが相次いだ。

ネット調査は、日本の世論全体を統計的に反映したものではないが、日本人のどの程度が参拝を支持しているのか、中国は強い関心を寄せている。【北京=倉重奈苗】

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