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小松一郎内閣法制局長官、直接謝罪の場で再び口論 「番犬発言」めぐり

2014年03月12日 16時00分 JST | 更新 2014年06月23日 15時16分 JST
時事通信社

小松一郎内閣法制局長官は3月12日、共産党の大門実紀史参院議員と7日に国会内の廊下で口論した問題をめぐり、参院議員会館にある大門氏の事務所を訪問し、「不適切だった」と謝罪した。しかし、その場で再び大門氏と口げんかとなり、大門氏は「受け入れられない。帰ってください」と小松氏の謝罪受け入れを拒んだ。47NEWSなどが報じた。

大門氏によると、会談で同氏が「法制局長官を辞任し、病気療養に専念すべきだ」と指摘したのに対し、小松氏は「そういうことは言うべきではない」と拒否。大門氏は「では謝罪は受け入れられない」と伝えた。

(47NEWS「小松長官、口論問題で直接謝罪 大門氏は受け入れ拒む」2014/03/12 13:22)

小松氏は、予算委で共産党の小池晃議員から「政権の番犬」と批判されたことに関して、大門氏と7日に激しく口論した。国会では問題視されている。

小松一郎内閣法制局長官が7日の参院予算委員会終了後、国会内の廊下で共産党の大門実紀史参院議員と顔を近づけて激しく口論する場面があった。4日の参院予算委で同党議員に「政権の番犬」と批判されたことが尾を引いた形で、官僚が衆人環視の場で国会議員と口論するのは異例だ。

(MSN産経ニュース「小松法制局長官 共産議員と口論 「番犬」批判めぐり」より 2014/03/08 09:15)

小松氏は11日の参院予算委員会理事会で、口論したことについて「公務員の立場でありながら、国会議員に対して公の場で言い争いとも取れることをしてしまった。陳謝する」と述べていた。

■安保基本法の見送り明言、突出ぶりに自民も批判

小松氏は3月11日、国会で、集団的自衛権行使の理念を盛り込んだ「国家安全保障基本法案」の提出を「安倍晋三首相が考えていない」などと答弁した。この発言について、自民党の公約を官僚の立場で否定した小松氏に党内から問題視する声が出ており、同党の石破茂幹事長も3月12日に不快感を示す発言をした。

自民党は、2012年衆院選と13年参院選の公約に「国家安全保障基本法の制定」を明記している。

小松氏は、社民党の福島瑞穂氏の質問に答え、首相が目指す集団的自衛権の行使容認への道筋に関し、「(有識者会議の)報告書を受けた上で、安全保障の法的基盤について再検討し、その結果を閣議決定する。自衛隊の行動に反映させる必要があれば、(自衛隊法改正案など)複数の法案を国会に提出する」と説明した。

基本法制定は与党内調整の難航も予想されることから、首相はこだわらない考えで、小松氏は首相のこうした姿勢を代弁した形だ。しかし、自民党内では、選挙公約でもある基本法の必要性を訴える意見も根強い。

(時事ドットコム「法制局長官、安保基本法の見送り明言=突出ぶりに自民も批判」より 2014/03/11 19:34)

この発言について、自民党内からも批判の声が上がっている。自民党の脇雅史参院幹事長は11日の会見で「法制局長官に法案の提出権があるわけではない。余計なことだ」と批判した。

さらに石破茂幹事長も、小松氏の発言に不快感を示した。

自民党の石破茂幹事長は12日午前、小松一郎内閣法制局長官が国会で、集団的自衛権行使の理念を盛り込んだ「国家安全保障基本法案」の国会提出を安倍晋三首相が考えていないなどと答弁したことに不快感を示した。「法制局長官が首相の意向を忖度(そんたく)して発言したことに特段の意味があるとは思っていない。首相の発言がない限り議論しても仕方がない」と述べた。都内で記者団に語った。

(MSN産経ニュース「小松長官の「首相意向」発言に自公幹部不快感 『忖度に意味はない』」より 2014/03/12 11:56)

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