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ASKA容疑者が主張するアンナカとは? 覚醒剤所持も「知らなかった」で無罪のケースも

2014年05月21日 00時06分 JST | 更新 2014年05月21日 00時08分 JST
時事通信社

覚醒剤所持の疑いで逮捕された歌手のASKA(本名・宮崎重明)容疑者が警視庁の取り調べに対して、「覚醒剤ではなく、アンナカだと思っていた」と話していることがわかった。日刊スポーツなどが報じている。

覚せい剤取締法違反(所持)で逮捕されたASKA容疑者(56)が調べに対し、所持薬物について「俺は最初からアンナカだと聞いていた。覚せい剤は持っていない」と供述していることが20日、分かった。捜査関係者への取材で分かった。依然容疑を否認しているという。栩内容疑者も「ASKAからアンナカだと聞いた」と供述しているという。

(日刊スポーツ『ASKA「アンナカと思っていた」』2014/05/21 07:21)

アンナカは興奮作用のある薬品。使用は合法だが、処方箋なしの譲渡は違法だ。薬物問題に詳しい小森榮弁護士は、次のようにブログで解説している。

通称「アンナカ」、正しくは「安息香酸ナトリウムカフェイン」とは、カフェインに安息香酸ナトリウムを加えて水に溶けやすくしたものです。白色の粉末で、においはなく、味はわずかに苦いといいます。強心・興奮作用をもつ薬品として使われるほか、清涼飲料等の保存料としても使われるそうです。

(弁護士小森榮の薬物問題ノート「改めてアンナカとは|芸能人覚せい剤事件 」2014/05/17 23:52 )

小森弁護士によると昭和期には「覚せい剤の代用品」として使われいたという。覚醒剤事件で逮捕された容疑者が「アンナカだと思っていた」と主張するケースもあったようだ。

アンナカは、ときに、覚せい剤の代用品として、密売市場に出回ることもあったようです。昭和の時代の覚せい剤事件では、ときおり、手元から発見された覚せい剤を「覚せい剤ではなく、アンナカだと思っていた」と主張する被告人があったそうです。最近では「脱法ドラッグだと思っていた」という言い訳が目につきますが、それと同じような感覚でしょうか。

同上

■「覚醒剤と知らなかった」で無罪のケースも

しかし、覚せい剤取締法の第41条には「覚せい剤を、みだりに、所持し、譲り渡し、又は譲り受けた者は、十年以下の懲役に処する」と定められている。覚醒剤と知らずに所持しても違法なのには変わらないようにも思えるのに、なぜ「知らなかった」という主張がなされてきたのか。

実は覚醒剤と知らずに所持していたとして、無罪になったケースもあるからだ。今年3月にも「覚醒剤を密輸した」とされた静岡市内の女性が無罪になっている。

覚せい剤をスーツケースに隠し密輸したとして、覚せい剤取締法違反(営利目的輸入)などの罪に問われた静岡市の元NPO法人非常勤職員の女性被告(42)の裁判員裁判で、千葉地裁は17日、「覚せい剤が隠されているという認識があったと認めるには疑いが残る」として無罪(求刑懲役13年、罰金500万円)の判決を言い渡した。

(47NEWS「覚せい剤事件の女性に無罪 密輸との認識に疑い」2014/03/17 20:46)

ASKA容疑者が覚醒剤をアンナカと認識していたか、それとも覚醒剤だと気づいていたのかどうか。今後の捜査で焦点となりそうだ。

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