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実は避難場所ではなかった? 広島市ハザードマップを検証、土石流発生地から400メートルの避難所も【画像】

2014年08月20日 19時35分 JST | 更新 2014年08月20日 22時28分 JST

『我が家は、避難所のそばにあるから大丈夫だろう……』

もしそんな意識があなたの中にあるとしたら、今すぐ改めたほうが良いかもしれない。避難所となっていたとしても、災害によっては避難所になりえない場合もあるためだ。

8月19日から20日朝にかけての豪雨で、広島市安佐南区では土石流の発生が相次ぎ避難勧告が出された。しかし、土砂災害に見舞われた場所の中には、避難場所リストに掲載されている場所も含まれていた。

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※青い線の位置には用水路がある(後述)

上記画像中の黄色いアイコンで示した「県営緑ヶ丘住宅集会所」は、避難場所として広島県の防災サイトのリストにも掲載されている。ところがこの県営住宅も、20日の土石流で被災。集会所のあるコンクリートの建物の上部も、土砂をかぶった。

実は県営緑ヶ丘住宅集会所は、「洪水災害」の避難場所には指定されているが、「土砂災害」の避難所ではない。広島市のホームページ広報などを確認しても、土砂災害の避難場所でないことがわかる。

広島県では、2002年から「土砂災害ポータルひろしま(旧:広島県土砂災害マップ)」というハザードマップをインターネット上に整備し、土砂災害の危険がある箇所を、インターネットの地図上で確認できるような仕組みをつくった。このページを見ると、県営緑ヶ丘住宅の集会所がある場所が土石流の被害が想定される地域に含まれているのに対し、広島市によって避難所が設置された広島市立梅林小学校は、被害想定地域を外れているのが一目瞭然だ。

asaminami city

しかし、被災想定地域を外れているからといって安心できるとは限らない。この地図では土砂災害の被害想定地域が、「八木用水」と呼ばれる用水路が下端に設定されているが、今回の豪雨では用水路があふれ、避難場所の梅林小学校にも浸水。一時的に避難場所が変更になったという。

通常の八木陽水

yagi yosui

今回の被害では、梅林小学校から400メートル離れた山側で、土石流が発生した。小学校の裏100メートルほどの位置にある神社も、大量の土石流が押し寄せたことを物語る写真が、Twitterに投稿されている。ハザードマップだけを鵜呑みにせず、自分が住む地域がどのような地形であるかを把握し、災害に備えることも大切になるだろう。

ハザードマップは、土砂災害防止法にもとづいて指定された、土砂災害の恐れがある土砂災害警戒区域(イエローゾーン)や、特に危険の高い土砂災害特別警戒区域(レッドゾーン)の地域では作成が義務付けられている。各自治体で用意されているハザードマップは、国土交通省のホームページから検索できる。

広島の土砂災害

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