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ロレッタ・リンチ氏、初のアフリカ系アメリカ人女性の司法長官に

2015年04月23日 20時02分 JST | 更新 2015年04月24日 15時26分 JST
SAUL LOEB via Getty Images
Loretta Lynch, nominee for US Attorney General, attends a meeting with US Senator Chuck Schumer, Democrat of New York, on Capitol Hill in Washington, DC, December 2, 2014. AFP PHOTO / Saul LOEB (Photo credit should read SAUL LOEB/AFP/Getty Images)

loretta lynch

4月24日、アメリカ上院議会は、オバマ大統領が司法長官に指名したロレッタ・リンチ連邦検事正の就任を承認した。

リンチ氏は、アフリカ系アメリカ人の女性としては初の司法長官就任となる。オバマ大統領は、アフリカ系アメリカ人として初めて司法長官となったエリック・ホルダー氏の後任として2014年11月にリンチ氏を指名したが、上院で過半数を占める共和党の反対で承認が遅れていた。リンチ氏はビル・クリントン元大統領政権とオバマ政権時にニューヨーク東部地区連邦検事を務めた。リンチ氏の承認に反対する共和党の上院に対し、オバマ大統領は「人質に取るな」と激しく非難していた

上院では賛成56、反対43となった。民主党は全員賛成に回り、共和党からも10人が賛成に回った。

リンチ氏の就任に最も批判的で、2016年の大統領選挙にも立候補を表明している共和党のテッド・クルーズ上院議員は投票を棄権した。投票の直前、クルーズ氏はリンチは司法長官の職務に「ふさわしくない」と激しく非難していた。

オバマ大統領は声明で「本日、上院はようやくロレッタ・リンチ氏を次期司法長官として承認した。アメリカはこれで万事うまくいくことになるだろう。リンチ氏が承認されることで、地域の安全、国家の安全保障が保たれ、すべてのアメリカ人が法の下で正義を実感できるようになる」と述べた。

現在はニューヨーク東地区連邦検事をつとめるリンチ氏の司法長官就任に反対していた共和党も、彼女にその役職の資格があると認めた。しかし、オバマ大統領が発表した1800万人の不法移民の送還を停止する政策への抗議の意味を込めて、リンチ氏に反対票を投票じた。この問題は現在、訴訟に発展している。リンチ氏は、この政策を維持することになる。

共和党のジェフ・セッションズ議員は、「共和党は大統領権限による恩赦に関して深い懸念がある。それには法的根拠がなく、裁量範囲も広く、越権行為であり、議会勢力への直接的な介入の域に達している」と述べた。「公然と議会を侮辱する人であれば、その人間に合衆国で最高の法執行の地位を認める必要はない」。

2014年11月、議会が包括的な移民制度改革法案を秘訣した際に、オバマ大統領は大統領令を出した。オバマ大統領は、歴代の大統領と比べて移民問題に関して大統領権限をほとんど行使していない。1956年以降、歴代の大統領は、移民救済策の承認のため大統領令や拒否権を発動している

23日の投票に先立ち、民主党議員は、共和党議員がリンチ氏の承認に多くの障壁を設けているとして、不満を表した。彼女は5カ月以上承認を待ち続けていた。どの司法長官よりも承認までに時間がかかっていた。

下院司法委員会に属する民主党のパトリック・リーヒ議員は、「歴史的な候補者だ」とする一方で、反対する共和党議員は「不当な理由で歴史を作ろうとしている」と述べた。

民主党のクレア・マカスキル議員は共和党について、違った言い回しで批判した。

「これは過去最低の、みっともない政局だ」

「共和党議員が言っていることはこういうことです。『あなたに資格があるかどうかが問題なのではない。私たちは新しいことを試している。新しい司法長官は、自分を指名した大統領に反対しなければならない』と言っているようなものです」とマカスキル議員は付け加えた。「これは気が滅入るどころじゃありません。最低です」

リンチ氏は退任予定のエリック・ホルダー司法長官に代わることになる。彼は、2014年9月に辞意を表明した。ホルダー長官は、リンチ氏が承認されるまで職に留まることに同意している。

Women In Congress

この記事はハフポストUS版に掲載されたものを抄訳しました。

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