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オーストラリアの怒りを「まともなインドネシア人は理解している」 死刑執行を受けアボット首相

2015年05月01日 21時43分 JST | 更新 2015年05月01日 21時43分 JST
Reuters

[シドニー 1日 ロイター]インドネシアで29日、麻薬密売の有罪判決を受けたオーストラリア人2人の死刑が執行されたが、オーストラリアのアボット首相はインドネシアの駐豪大使が2人の遺族に弔意を表したことを受け、「まともなインドネシア人」はわれわれの怒りを理解している、と語った。

ナジブ・リファト・クスマ駐豪大使は死刑執行によって両国関係に緊張が生じたことを認めた。さらに「インドネシアの国民および政府は亡くなった方々の家族や友人に哀悼の意を表する」と述べた。

首相は1日、報道陣に対し「こうした残酷で必然性のない死について、インドネシアのまともな人々は、オーストラリア人の感じる怒りを正しく理解していることがわかる。オーストラリアとインドネシアの良好で力強い友情をいずれ取り戻せるという証しでもある」と述べた。

2人の死刑は29日の真夜中すぎ、他の6人の様々な国籍の麻薬犯罪者とともに執行された。豪首相は抗議の意を込め、駐インドネシア大使を帰国させた。

今回の死刑執行で、インドネシアのジョコ大統領が昨年7月の就任時に打ち出した死刑執行を巡る強硬姿勢が明確になる一方、複数の国との外交関係には悪影響を及ぼしている。

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