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もう「プチプチ」は潰せなくなっている ここアメリカでは

2015年07月15日 18時00分 JST

「プチプチ」や「エアークッション」などの愛称で知られ、手にすると思わず潰してしまうおなじみの気泡緩衝材は、1960年代にアメリカのエアープロダクト社によって発明されたといわれている

この気泡緩衝材が、生まれ故郷のアメリカで進化を遂げつつある。そして進化は必ずしも良いことばかりではない。新しい緩衝材は、プチプチと潰すことができないのだ。

新しい気泡緩衝材を作ったのは、アメリカ・ノースカロライナ州に本拠を置くシールドエア社だ。同社は1960年から「バブルラップ」という名前の気泡緩衝材を販売している。ウォール・ストリート・ジャーナル紙によると、同社は新製品「アイバブルラップ」を発売するという。

アイバブルラップが従来品と大きく違う点は、気泡に空気を入れない状態で出荷されることだ。アイバブルラップを利用する企業は、専用のポンプを使って自分で空気を入れる。この方式だと保管や配送が簡単になり、大きなコスト削減になる。トラック1台で運べるアイバブルラップは、従来のバブルラップトラック47台分に相当するという。

もう一つの違いは、アイバブルラップの気泡が一個一個独立しているのではなく、一列ごとにつながっていることだ。気泡がつながっているため、一つの気泡を潰そうとしても中に入っている空気が隣の気泡に移動するだけで潰れないのだ。

気泡をプチプチと潰す感覚をもう味わえなくなると聞いて、がっかりするかもしれない。しかしウォール・ストリート・ジャーナル紙によれば、シールドエア社はバブルラップをこれまで通り作り続けるし、他社も従来型の気泡緩衝材を製造するだろうと話している。

とはいえ、古いものは新しいものに取って代わられるということを、私たちはよく知っている。プチプチ潰せるおなじみの緩衝材は、やがてなくなってしまうかもしれない。プチプチを愛する人たちに最後に残されるのは、「バーチャルプチプチ」くらいになるのだろうか。

この記事はハフポストUS版に掲載されたものを翻訳しました。

[日本語版:佐藤卓/ガリレオ]

気泡緩衝材アート

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