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小林麻央さんの早すぎる死を悼む声 宮本亜門さん「全てが美しい方でした」

2017年06月23日 17時29分 JST
時事通信社

6月22日、乳がんで闘病中だったフリーアナウンサーの小林麻央さんが亡くなった。夫で歌舞伎俳優の市川海老蔵さんは一夜明けた23日に記者会見し、「最後の最後まで愛してくれていた」「僕を変えた奥さん」と涙を流しながら妻への思いを語った。

がんの転移など事細かに病状をブログでつづり、努めて明るく病気に立ち向かう姿で、たくさんの人々を勇気づけてきた麻央さん。訃報を受け、著名人を含め、多くの人から悲しみと追悼の声が寄せられている。

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妻でキャスターの小林麻央さんが死去し、記者会見する歌舞伎俳優の市川海老蔵さん=6月23日、東京都渋谷区

麻央さんとニュース番組『NEWS ZERO』(日本テレビ)で共演していたアイドルグループ・嵐の櫻井翔さんは都内で取材に応じ、「家族を失ったような気持ちでいっぱいです」と涙ながらに語った。麻央さんには、同番組のスタッフ・出演者全員で書いた手書きのメッセージを送ったばかりだったという。「少しでも良くなるよう願っていたところでしたので、悔しいですね」と言葉を震わせた。

23日の情報バラエティー番組『バイキング』(フジテレビ)に出演したMCの坂上忍さんは、スタジオ入り後にスタッフから訃報を聞いたという。坂上さんは4月3日、同番組のレギュラーで麻央さんの姉・麻耶さんと共演していた

コメントを求められると、坂上さんは言葉に詰まりながら「『お察しください』って(海老蔵さんが)言ってるんだったら...」と、海老蔵さんがブログでマスコミ関係者に取材を自粛するよう伝えていたことに触れた。その後は多くを語らず、予定通り番組を進行したいとの旨を、声を震わせながら語った。

また、海老蔵さんの自主公演の演出を手がけた演出家・宮本亜門さんもコメントを発表。「麻央さんは怒濤の最終舞台稽古の時も、最後列の一番端の席に座り、まるで観音様のような温かい眼差しで、海老蔵さんや皆を見守っていました」とつづり、「余りに優しい穏やかさに満ちて、それはそれは全てが美しい方でした。どうぞ安らかに。これからもご家族を見守ってあげてください」と追悼した。

■小林麻央さん「色どり豊かな人生」

麻央さんは5月29日に退院し、その後は自宅で療養していると自身のブログなどで報告していた。

がんが顎(あご)に転移したことや、足のむくみや食欲不振なども綴っていたが、6月20日には母親が絞ったオレンジジュースを飲んでいるという報告とともに、明るい笑顔を投稿していた。ブログの最後は、「皆様にも、今日 笑顔になれることがありますように」と締めくくっている。

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20日に更新されたブログより

麻央さんは、時には気分の落ち込みをブログに吐き出すこともあったが、つとめて明るく病気に立ち向かった。闘病中にはテレビ出演も果たし、夫の海老蔵さんや2人の子どもへの思いを語り、多くの人々が麻央さんの闘病生活を見守った。

麻央さんはイギリスのBBCニュースに寄稿した際、自身の人生を「色どり豊かな人生」と表現し、以下のようにつづっていた。

例えば、私が今死んだら、
人はどう思うでしょうか。
「まだ34歳の若さで、可哀想に」
「小さな子供を残して、可哀想に」
でしょうか??
私は、そんなふうには思われたくありません。
なぜなら、病気になったことが
私の人生を代表する出来事ではないからです。
私の人生は、夢を叶え、時に苦しみもがき、
愛する人に出会い、
2人の宝物を授かり、家族に愛され、
愛した、色どり豊かな人生だからです。


がんと闘病の小林麻央さん、BBCに寄稿 「色どり豊かな人生」より 2016/11/23)

▼2017年に亡くなった著名人のスライドショー▼

2017年に亡くなった著名人

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