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ムガベ大統領の辞任発表 ジンバブエの“独裁者”、37年の長期支配終幕

軍幹部らの、事実上のクーデターの末に。

2017年11月22日 08時31分 JST | 更新 2017年11月22日 08時34分 JST
朝日新聞社提供
ムガベ大統領

ムガベ大統領の辞任発表 ジンバブエ、長期支配終幕

 ジンバブエの国会議長は21日、アフリカ南部ジンバブエのムガベ大統領(93)が辞任したと発表した。ロイター通信などが報じた。1980年の独立以来、37年に及んだ長期支配は終幕を迎えた。事実上のクーデターを起こした軍幹部や身内の与党らに退任を迫られ、これを受け入れた形だ。

 与党ジンバブエ・アフリカ民族同盟愛国戦線(ZANU―PF)は19日の緊急会合で、ムガベ氏の党首解任を決定。新党首には、副大統領を解任されたばかりのムナンガグワ氏(75)を選んだ。ムガベ氏の妻グレース氏(52)や複数の側近の党からの追放も決めた。

 ムガベ氏はジンバブエを独立に導いた「英雄」だ。だが、独立で実権を掌握すると強権統治を進め、ぜいたくな私生活も相まって「独裁者」と批判されてきた。来年の大統領選にも立候補を表明していたが、健康状態を不安視され、後継に注目が集まっていた。

 ムガベ氏は今月上旬、後継が有力視されていたムナンガグワ氏を突如解任。妻のグレース氏に「禅譲」するためだったとされる。これにムナンガグワ氏を支持する軍幹部が反発。軍が15日、首都にある国営放送局を占拠するなど政府中枢を掌握し、ムガベ氏を自宅軟禁状態に置いていた。(ハラレ)

(朝日新聞デジタル 2017年11月22日 01時10分)
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