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2017年12月14日 07時21分 JST | 更新 2017年12月14日 08時00分 JST

生まれつき心臓が露出していた赤ちゃん、体内に戻す手術が成功

「生存できると思わなかった」と考えていた両親は「奇跡」に喜ぶ

Ben Birchall - PA Images via Getty Images
バネロペちゃん

生まれつき心臓が体外に露出していたイギリス人の赤ん坊が、心臓を体の中に戻す手術を受け、成功した。BBCなどが12月13日に報じた。

赤ん坊は生後3週間のバネロペ・ホープ・ウィルキンスちゃん。極めて珍しい先天的な病気により、心臓が体の外に出たまま成長した。

妊娠9週目に最初の超音波検査をしたところ、心臓と胃の一部が体外に出ていることが判明。16週目になると腸は正常な位置に戻っていたが、心臓は体の外に残ったままだった。

血液検査をしたところ、ほかの染色体異常の可能性は低いことがわかり、両親は赤ん坊を生むことを決意した。

母親のナオミ・フィンドレーさん(31)は「赤ん坊の力が、私に妊娠を続ける力を与えてくれた」などと振り返った。

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両親に見守られるバネロペちゃん

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バネロペちゃん

CNNによると、バネロペちゃんはイギリス・レスターのグレンフィールド病院で11月22日に手術を受けた。総勢50人体制で3回に分けて行われたという。担当医は「この30年間で2例目」と手術が難しかったことを指摘した。

両親は手術後、コメントを発表した。その中でナオミさんは「赤ん坊が生きられるとは半信半疑だったが、病院のスタッフが素晴らしかった」、父親のディーン・ウィルキンスさん(43)は「赤ん坊が生まれた瞬間、私たちは本当に正しい決断をしたんだと悟った」とそれぞれ語った。