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無実の囚人の自由を願いメイヤがシングルをリリース

2015年01月16日 18時43分 JST | 更新 2015年03月16日 18時12分 JST

スェーデンのアーティスト、メイヤが新曲を発表した。

90年代後半に「How Crazy Are You?」や「All 'bout Money」などで日本でもブームを巻き起こしたメイヤ。その透明感のある歌声を覚えている方も多いのではないだろうか?

新曲は「Yellow Ribbon(黄色いリボン)」という。

彼女はある日、アムネスティの記事で、アルバート・ウッドフォックスというアメリカで42年間も独房にいる囚人のことを知ったそうだ。3度も有罪判決がくつがえされているのに、いまだに檻の中に入れられていることを。

あまりに不当な扱いに憤りを感じ、一昨年のクリスマスイブにウッドフォックスさんに手紙を書いた。そして、その返事に駆り立てられて曲を書いた。

それがこの「Yellow Ribbon」である。

返事に貼られた切手には、「自由よ、永遠に。正義よ、永遠に」とあった。それがこの歌の出だしだ。

「この歌詞には、アルバートがこんなにも長い間手に入れられなかった正義と自由がもうすぐ彼のものになるという希望が込められているの」

曲を書いている時、「Yellow Ribbon」という言葉が浮かんできたそうだ。

「その意味を調べて見て理由がわかったわ。昔は釈放された人を家に迎える時、家族は黄色いリボンを木に結んだそうなの」

この歌はアムネスティ・インターナショナルと協同で出されている。アムネスティはウッドフォックスさんに対する正義を求めてキャンペーンを行っており、また、米国における苛酷な独房拘禁のやり方に反対している。

メイヤはこのキャンペーンへの参加を呼びかけるとともに、「Yellow Ribbon」の売り上げの10%をアムネスティに寄付する。

「私は、残忍な人権侵害に立ち向い続けてきたアルバートの心の強さに深く感動したの。無実の人が40年以上も1日23時間独房に閉じ込められているなんてこと、この2014年に信じがたい悲劇だわ。1人静かにアルバートに手紙を書くために、クリスマスのお祝いから離れてたわ。そこで気づいたの。私にとって孤独は選択だけど、アルバートにとっては42年間逃れられない現実なのよ」

■ アルバート・ウッドフォックスさんについて

アルバート・ウッドフォックスさんは刑務所の看守ブレント・ミラーさんを殺害した罪でハーマン・ウォレスさんと共に1972年に有罪判決を受けた。2人は別の犯罪で有罪となったロバート・キングさんと共にルイジアナ州のアンゴラ刑務所に隔離拘禁される。ロバート・キングさんは29年の隔離拘禁の後2001年に釈放された。ハーマン・ウォレスさんは、1974年に公正な裁判を受けなかったという理由で有罪が覆され2013年に釈放されたが、3日後に肝臓ガンで亡くなった。3人は「アンゴラスリー」として知られている。

3人は一貫して犯罪への関与を否認しており、ブラックパンサー党員として刑務所で政治活動をしていたために不当に罪を着せられたと主張してきた。彼らをその事件と結びつける物的証拠はなく、唯一の目撃者の疑わしい証言に基づいて有罪が確定した。この目撃者は証言の見返りに刑務所で優遇された。裁判は誤った証拠に基づいており、手続き上の間違いも多かった。

ウッドフォックスさんの有罪判決は州裁判所で2回、連邦裁判所で1回の計3回くつがえされているが、ルイジアナ州の司法長官がウッドフォックスさんの収監をなんとしても続けようとしているため、いずれも州によって無効とされている。2014年11月に連邦控訴裁判所が、彼は公正な裁判を受けていないとした1998年の判決を認めた。この決定はウッドフォックスさんの有罪を再びくつがえすものだが、州が再度控訴したため、いまだに収監されたままである。

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▽ アムネスティ・インターナショナル日本 公式サイト

www.amnesty.or.jp

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