Huffpost Japan
ブログ

ハフポストの言論空間を作るブロガーより、新しい視点とリアルタイムの分析をお届けします

Engadget 日本版 Headshot

ボーイング787の「248日問題」とは? 電源停止で制御不能の恐れ

投稿日: 更新:
印刷

ボーイング787に248日問題、電源停止で制御不能の恐れ

boeing 787
[Image credit: Associated Press]

米国の連邦航空局がボーイングに対して、旅客機 Boeing 787 " Dreamliner " の電源系を少なくとも248日ごとに再起動することを求める耐空性改善指令を出しました。

理由はボーイング787の電源系を制御するソフトウェアに不具合があり、248日を超えて稼働し続けると動作を停止してしまい、機体の制御が不可能になる危険性があることから。

248日以内の再起動が必要な理由について、FAAの改善指令では「ソフトウェアの問題」としか形容していないものの、『248日』はコンピュータやエレクトロニクス製品でたまに見かける数字です。

サーバやルータなど長期間の連続駆動が想定される機器で問題となる248日問題は、連続稼働時間などを記録する内部のカウンターに符号付き32bit整数を使ったため、2の31乗(2147483648) / 10ミリ秒単位カウントで2147万4836秒、日にして248.551日で溢れてしまい、想定外の動作を引き起こす現象のこと。符号なしで二倍の『497日問題』のほうは、Windows Server 2008 や Windows Vista, 7 でも話題になりました。

ボーイング787の場合は248日を超えて通電し続けると発電機を制御するシステムがセーフモードに入り、一斉にAC電源が落ちて飛行中ならば制御不能になる恐れがあるとされています。ボーイングはこの問題を解決するパッチ提供に向けて作業中ですが、適用の時期などは明らかになっていません。

(2015年05月02日 20時23分「Engadget Japan」より転載)

【関連記事】

他のサイトの関連記事

ボーイング 787型機 - 朝日新聞デジタル

ANA、東京/羽田〜石垣線にボーイング787型機投入 繁忙期は2機体制に

全日空、石垣-羽田にボーイング787就航

ボーイング、787試験機を寄贈 アリゾナの航空博物館へ