のど元過ぎたら草ボーボー!懲りない江戸川区生産緑地

生産緑地ってご存知ですか?農地として使うことを条件に固定資産税が軽減される「生産緑地」の指定を生産緑地法にのっとって指定されている土地のことを指します。

皆さん

生産緑地ってご存知ですか?

農地として使うことを条件に固定資産税が軽減される「生産緑地」の指定を生産緑地法にのっとって指定されている土地のことを指します。

この指定を江戸川区から受けながら、明らかに耕作放棄をしており、長らく江戸川区もその管理監督を放置し看過していることを、お姐一期目新人でありがなら、2010年11月30日の第4回定例会一般質問にて明らかにし、地権者は小岩地域では有名な大地主であり、多田正見区長の支援者でもあることから江戸川区を揺るがす大騒動となりました。

以下をご覧いただければ一目瞭然。生産緑地には、生産緑地法第6条で看板設置が義務付けられているにもかかわらず長年にわたりこれも放棄。農業委員会が本来管理監督をしなければならなかったのに、区側も管理監督責任を放棄していたのであります。

私の一般質問は、全国紙と都政新報に取り上げられました。

多田正見区長は、ここまで証拠をつきつけられて、さすがに明確に非を認めました。

あれから5年...

ウルサイ上田令子は都議会へ行き、新しいメンバー構成となった江戸川区議会は赤子の手をひねるようなものといったところでしょうか。

ハイ、当該生産緑地の今の状況です!

これのどこが「現に農業が行われている農地や採草放牧地、現に林業が行われている森林」(生産緑地法より抜粋)でございましょうか...

初めてこの実態を知る方もいらっしゃると思うので、調査の段階でわかったキョーガクの事実を改めてご紹介しますね。

この案件をお姐が気づく、前年。小岩図書館新設のため09年約6億円で江戸川区は不動産を購入しました。なぜわざわざ?!と登記簿謄本を取り寄せておりました。耕作放棄地においても、当然同じく照会したところ...

なんと新設小岩図書館の地主と当該耕作放棄農地の所有者が同一であることを発見したのです。

そしてどこかで見たことのある土地所有者氏名は...、現区長選挙の際のご案内状に堂々名を連ねる小岩地区の支援者だったことに慄然といたしました。

結局再利用することになる旧小岩図書館をリニューアルすれば十分活用できたのにも関わらず、6億円も出して土地を買ってウワモノ建てて合計12億投資する余力は、財政力指数が0.4を切る江戸川区にはなかったのに、なぜ無理をして購入したかの理由が見えた瞬間でもありました。

ちなみに、小岩図書館不動産購入にあたっては、売買契約から所有権移転まで空白の1ヶ月があった江戸川区の手続きの重大な不備もあり、断固として反対しておりました。→。(過去ブログご参照

不要不急の新設小岩図書館の土地を地主から5億で購入した上に、長年にわたり農地並み課税額(課税標準額1㎡7~8万円のところタッタの!220円)の恩恵を受ける生産緑地なのに耕作放棄を続けていることを、江戸川区はウッカリなのか、わざとなのかは知りませんが、私に指摘されるまで見過ごしていたわけです。

驚くべきことに当該地のひとつは、もともとはテニスコートで、税制優遇となる生産緑地指定を受けたかったのか?!緑地に戻して平成4年申請を切り抜け、その後ずっーっと20年間にわたり放置し続け、江戸川区は管理監督責任を放置していたのでした。

江戸川区は、同一地主へ区民の血税で5億支払い、本来課税標準額が取れたはずの税金をとりっぱぐれるという二重の損失をしていたということです。

翌11年このまま放置をしてはならじと、江戸川区民の皆様に協力を呼びかけ「東京都へ監査請求をだそう!」キャンペーンを敢行(本文こちら)し世間の注目を集めたたことから、都市計画課も早速看板掲示、地主を指導しうっそうと茂ってしまった耕作放棄地の草木伐採にとりかかったのですが...結局今日現在元の木阿弥となっております。

同一地主の他の生産緑地では、もはや看板すら見えないという状況も区民から情報が寄せられてます。

今度は切り口を変えて、改めて東京都へ監査請求を出しなおしてみる所存!

【お姐総括】

農業委員会を掌握する江戸川区生活振興環境委員会の動向に注目!!

農業委員会の確かな野党の活躍に期待!!

江戸川区内はもちろん、あなたの街の耕作放棄生産緑地を探そう!

発見したらお姐までご一報を!!

(2015年6月15日「上田令子のお姐が行く!」より転載)

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