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日本と中国、アメリカ、韓国との関係(今年1年の締め)

2013年12月30日 21時41分 JST | 更新 2014年03月01日 19時12分 JST

実はしばらくぶりにまとまった休みがとれたので、2週間程ヨーロッパに行ってきます。そのため大変申し訳ありませんが、しばらくの間ブログが更新できない可能性が高く、1月15日前後から再度更新とさせていただきます。

そのため、今年は今日で最後となる可能性が高いので、勝手にこの1年を振り返って見たいと思います。

1 中国との関係

一応このブログのメインは中国関係ということになっているので、こちらからいきますが、ひたすら尖閣問題などが原因で関係悪化の一年につきるかと思います。

ただ、日中関係を見るとこれまでも波があり、以前は中国がこう批判しているということをいろいろ声高に報道するメディアもあり、政治家も結構彼らがどう考えているかを気にしていた時代もありましたが、大分変ってきております(日本を批判しすぎた結果、中国の日本批判の効果が限られてきたか)。

当然物事にはメリットとデメリットがあるわけで、「友好」などというわけのわからないものが外交の最初に出てこなくなったのは良いことだと思いますし、相手に対しておかしいことはおかしいときちんと言える「空気」ができてきたのは、やっという感がなくもありませんが、当たり前のことができるようになったというところです。

ただ、その反面、相手を理解しようとする努力を放棄すべできはなく、相手(中国)が何を考えているのか全く考えなくて良いわけではありませんが、どうもそういう発想を持つ人も増えてきた様な気がしてなりません。

2 アメリカとの関係

靖国参拝で中国の反応は予想済みだったのですが、アメリカが"the United States is disappointed"(米国政府は失望している)という声明を発表したことが話題となりました。

日米双方が否定をしておりますが、一部には(中国では結構本気でこう考えている人がいます)、日米安保があるから日本は再軍備をしないのであり、日米安保が日本の再軍備に対する「瓶のふた」になっているという発想があります。

実際、尖閣諸島問題で日本は明らかにアメリカを頼りにしていることが浮き彫りになったわけですが(日本のアメリカに対する片思いとアメリカの無関心)、アメリカとしては中国との関係を決定的に悪化させることは望んではいません(外務省の「米国における対日世論調査」と藪の中)。

そのためどうしても日本からみると日和見的な態度が目に付くことが多いわけで、これに対して日本がどういう印象をアメリカに対して持つかという話です。

今回のアメリカの対応はそうした日和見的なものの一環であまり気にする必要はないというのが私の考えですが(安倍総理の靖国参拝に対するアメリカと中国の反応)、そう考えない人もいるわけで、あまりこうしたことが続くと「瓶のふた」として適切に機能しなくなる恐れもあると考えています。

3 韓国との関係

私は現在の朴大統領の「反日」政策としか言いようのない外交姿勢は間違っていると考えています(朴槿恵大統領の「告げ口外交」とその効果)。

結果、日韓関係は冷え込み、こうした冷え込みが更に関係を悪化させても構わないという方向に動く可能性は高く、こうした発想が今回の靖国参拝に繋がったという面もあるかと思います(安倍首相が靖国神社を参拝した理由)。

実際、韓国政府も今回の参拝に対する対抗措置をいろいろ考えているようですが、元々首脳会談の予定もなければ、政治家同士の交流なども低調という状態では、何ができるのかと言う話です。

経済的な制裁などはWTO加盟国でできるはずもありませんし、仮に行ったとしたら、部品の輸入でかなりの部分を日本に日本に頼っている現状で、困るのはどちらかという話になります。

貿易依存度が高い韓国は本来日本の関係改善に努めるべきだったのですが、政治家の人気とりのためかよくわかりませんが、どうもそういう方向には向かっておらず、自分で自分の首をしめている面が無きにしも非ずです。

4 最後に

今年は最後に靖国参拝という大きな出来事が起こり、今後の日本をとりまく外交がどのように変化してくのか予断を許さない状況となっております。

今後日本と中国・韓国との関係が改善される見通しは立っておらず、おそらく低め安定のまま行くのではないかと思っていますが、一年の最後にあたり、来年はより良い年であることを期待したいものです。

(※この記事は、2013年12月29日の「政治学に関係するものらしきもの」から転載しました)

68回目の8月15日 靖国神社の様子