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どうして渋谷にバカ騒ぎする人たちが集合するんでしょうか?

2014年05月12日 23時12分 JST | 更新 2014年07月12日 18時12分 JST

渋谷って好きですか? おそらくほとんどの方が「ゴチャゴチャしてて出来れば行きたくない街」と感じているのではないでしょうか?

僕は17年間渋谷でワインバーを経営しているのですが、そのゴチャゴチャ感もふくめてやっぱり魅力的に感じています。

最近は裕福そうな東南アジア人観光客が多いですね。もし僕がタイやシンガポールで生まれ育ってたら、「いつか日本に遊びに行きたいな。そしてシブヤを歩いてみたいな」って考えていただろうなって思います。

さて、渋谷と言えば「スクランブル交差点の若者たちのバカ騒ぎ」ですよね。

一番最初に見かけたのは、日韓ワールドカップの頃だったと記憶しています。日本代表がサッカーで勝利すると、渋谷のスクランブル交差点で青い服を着た若者たちが大騒ぎをし始めました。「ハイタッチ」が流行ったんですよね。

ちなみに、あの日韓ワールドカップの頃は、確か新宿でも池袋でも大騒ぎしていたように思うんです。

でも、最近はなぜか「渋谷に集合!」なんですよね。それも、最近はサッカーの時だけじゃなくなってきたのはご存知でしょうか?

ハロウィンで仮装して街を歩きますよね。確か、数年前までは仮装して大騒ぎしていたのは欧米人とその友人の日本人だけで、「山手線ジャック」とかをしていたように記憶しています。でも、ここ2年くらいは渋谷のセンター街が文字通り「仮装パーティ会場」になっているんです。

センター街が、本気で歩けないくらいのほとんど満員電車状態で、そして全員が仮装しているんです。で、もちろんパーティ会場状態なので、普通にみんながお酒を飲みながら、仮装している「パーティ出席者」に話しかけているんです。一応、路上ですよ。

もちろん3、4割くらいが欧米人なので、「声をかけても良いよ」という雰囲気が出来上がっているのは理解できるのですが、日本人同士が普通に路上で話しかけている雰囲気が、とても不気味なんです。

そして、昨年の12月24日ですが、ついに新しい現象がありました。男5人組とか女4人組とかが、全員サンタクロースの格好をして、渋谷を練り歩いて「ハグ」したりしているんです。たぶん「恋人がいない人たち同士で楽しもうぜ」という「イブに恋人と二人だけの夜を楽しむ日」へのアンチテーゼとしての行為だとは思うのですが、すごく不思議な光景でした。

さて、ご存知のように、2014年のカウントダウンも渋谷の交差点で大騒ぎということになって、警察が出動しました。

すごく不思議なんですが、どうして今は何かあったら「渋谷へ集合!」なのでしょうか。別に新宿アルタ前でも、六本木の交差点でも、秋葉原でも良いと思いますよね。

で、ちょっと気がついたことがあって、渋谷ってご存知のように、周りが「青山」とか「代官山」とかの「山」に囲まれて、宮益坂や道玄坂の坂を下りてきて「谷」になっています。

ですので、スクランブル交差点のあの場所を上空から鳥の視点で見たら、すり鉢状態の低い劇場のような場所になっているんですね。で、その「劇場」へと向かうセンター街が「参道」なのかな、と思いました。

渋谷のスクランブル交差点が「劇場」であり「祭りの場所」なのは「地形」という理由がかなり大きいのではないでしょうか。僕たちは意外と「地形」に縛られているのではないでしょうか。