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「雑」のススメ

2014年03月24日 00時50分 JST | 更新 2014年05月23日 18時12分 JST

ボクはカフェとテレビ制作会社を運営する代表という立場です、一応。その立場をいいことに、北海道で突然ハタケを始めて見たり、マメヒコ制作で、映画?とか雑誌?とかを作ってみたり。今度はハフィントン・ポストでブログを書くことも始めてみました。

あっ、みなさん、どうかよろしく。

4月の増税後、マメヒコも売上が伸び悩むのではないかと、お金を勘定しているメンバーはやきもきしています。

これは、さらに経費を切り詰めなくてはいけませんよと、みんな流し目で、ボクの方をちらりと見てる。

たしかに。

マメヒコの経費の欄には、いつも大きく「雑費」とある。バカにならない額です。

「井川さんは多方面でご活躍されて」、なんてお世辞を言ってくれるヒトもいますが、とんでもない。会社では「雑収入」を生まず、「雑費」ばかり使う要注意人物、として完全にマークされてる。フフフ。

どうもね。「雑」とつくものが好きなんです。うん、突然思いつきましたけど。

杉林と雑木林。どちらかというと雑木林のほうを歩きたい。きれいな花と雑草ね。雑草の方をついつい応援してしまう。専門書と雑誌なら、雑誌のほうをもちろん手にとる。

これね。なんで「雑」が好きなんかいな、と考えてみたんだけどさ。はっきりとした理由は浮かばない。わからない。

で。

「雑」を漢字辞典で調べてみた。

1 入りまじる。まとまりがない。「雑然・雑踏・雑駁(ざっぱく)/混雑・錯雑・煩雑・複雑・乱雑・猥雑(わいざつ)」

2 主要でない。いろいろの。「雑貨・雑穀・雑費・雑務」

3 精密でない。「粗雑」

うーん。なんだかよくわかんないけど、好きな言葉もあるし、あんまり好きではない言葉もあるなぁ。

でっ、で。漢字の成り立ちを調べてみた。(こういうどうでもいいことに時間を費やすのはとても楽しい。)

右側の「隹」というのは鳥が3羽という意味なんだそうです。木の上に鳥が3羽止まっている。それを「集」と書く。「集まる」とは木にたくさん鳥が止まってることなんだと。ほぉ、なるほど。

左側の「九」の部分は、旧字だと「雜」となってる。衣の襟(えり)を重ねて結びとめた形で、服のことです。

昔のヒトは服を染めるのに、多くの草木を集めて用いた。色々と色が混じってるのが「雑」で「まじる」の意味となった。

ふーん。「雑」とは色々っていう意味なんですね。

ついでに対義語を見てみた。そしたらね。ボクがその「雑」を好きな理由がわかりました。

「雑⇔整」、「雑⇔純」。

ボクはその「純」という言葉が、どうもひ弱に感じてしまって好きではないんです。

「純」とは、とっても人工的なものでしょう。自然界には「純」が存在しない。違いますか?

自分のことを省みても、不純だらけです。ところが、そんなボクが会社の代表をやることになった。するとあちこちでおかしいと思うことが多い。

数字というのは、あるものを架空の概念で「純」と見ることでしょう。

たとえば、客席にお客さんが5人いる。このヒトたちの合計売上が、6000円だったら、客単価は1200円となる。それで、もう少し客単価を上げようと、もう一品頼んでもらおうとか、みんな簡単に言うわけ。ボクはこの5人はまったく違うヒトなんだから、そんなの無理じゃないのと言うんです。ひとりは太るのを気にしている奥さんで、ひとりは育ち盛りの坊やかもしれない。ひとりはビュッフェの帰りかもしれないし、ひとりは岩盤浴の帰りかもしれない。それを「単純」に5人と見なして、売上を上げる対策を考えていることに、なんの意味があるのかなとボクは思ってしまう。

あっ、頼まれていた字数をとっくにオーバーしてました。

この続きは次回に。