「理想のキャリア」をどう考える?【サイラボ川原崎xハフポスト松浦】

2013年06月19日 15時35分 JST | 更新 2014年03月17日 16時48分 JST
Kaori Matsumoto

5月18日、ザ・ハフィントン・ポストの日本版ローンチを記念して「Webメディア業界のキャリアデザインって?」というテーマでトークイベントが行われた。

登壇者はザ・ハフィントン・ポスト日本版編集長の松浦茂樹とサイラボ編集長の川原崎晋裕さんの2人。Webメディアでの編集/プロデュース経験の豊富な2人が、「3年後になくなっていそうな職種orスキルは?」「息の長そうな職種orスキルは?」など6つの質問を軸に、Webメディア論を語り合った。本稿では全6回に分けてその模様をお届けする。

第5回目にあたる今回のトークテーマは「理想のキャリア」について。

Web業界は第一世代の人でもまだ40代半ばでモデルケースがないため、2人も具体的な理想のキャリア像というのは持てていないようだが、「独立したいかどうか」という話題になると意見が分かれた。

■Q5:理想のキャリアとは?

「会社に勤めていてこんなこと言うのもなんですけど、僕は独立したい派なんですよね。単純にポジションが上になるほど見える世界がまったく変わるじゃないですか。社長になったらどんな景色が見えるんだろうというのがすごく気になるんです」(川原崎)

サイゾーWeb事業の立ち上げに一人で携わった川原崎さんは、徐々に部下が増え現在の事業部長になるまでに、自分が見える世界が変わっていくことを実感してきた。会社の人数や事業内容ではなく、自分が「上から数えてどのレイヤーにいるか」がすごく重要だと思っているそうだ。一方、多くの転職歴を持つ松浦は「独立しない派」。自身のキャリアを「受身のキャリア」と表現した。

「堀江さんみたいな破天荒な社長を見てきて、発想の飛び抜け方とか、自分にはとても届かないなって思う。ただ、ああいう人たちは0から1を生み出すことができる分、単独だとものすごい事故を起こすこともある。僕はそういう人を下で支えて1を10にするようにバランスをとる軍師タイプだと思います」(松浦)

「もう人の下につくのが嫌だ」と言う川原崎さんに対して、松浦は受身の姿勢のメリットを「ミッションを与えられてこなすスキルを身につければ食いっぱぐれない」と述べた。ハフィントンポスト日本版編集長の話もミッションをこなす能力が認められて声がかかったと話し、「Web業界はM体質が大事だよ!」と表現すると、川原崎さんは「僕はMじゃないんでよくわかんないですね」と返して、会場には笑いが起こった。理想のキャリア像にはそれぞれの性格や気質が大きく影響するようだ。

(文:大井正太郎)

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