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参院選東京選挙区の候補者にアポなしで聞いてみた【動画】【候補者の動き】

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「参院選東京選挙区候補者に会って質問できるか やってみた」 | YouTube/xxx000pan000xxx
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ネット選挙が解禁となった参院選で20人が立候補し、5議席を争う大乱戦になっている東京選挙区。その東京選挙区で候補者に直接会いに行ってインタビューした動画「参議院選挙東京選挙区候補者に会って質問できるか やってみた」が公開されている。質問はたった一つだけ。マスコミでもない一般の有権者が候補者に直接質問をぶつけたら、候補者や事務所はどういう反応を示すのか――。

「あなたが参議院議員になって1番やりたいことを具体的にあげるとしたら何ですか?」

この質問にカメラを向けられた候補者は1分以内で自分の考えを訴える。撮影者が実際に会えた候補者は20人中6人。動画では会うまでの経緯や会えなかった理由などを詳細に紹介している。この突撃取材に、各候補者や事務所は様々な反応を示す。

「投票に行こうと思うけれど誰にいれたらいいかわからない、そういう人のほんの少しでも参考になれば」との理由から動画を作成したという撮影者。朝日新聞デジタルによると、東京都福生市に住む38歳の男性だ。昨年の衆院選でも、選挙区の候補者5人中撮影に応じた1人の動画を公開した。

撮影者は選挙管理委員会で得た情報をもとに、各候補者の選挙事務所を直接訪問し、インタビューと撮影を交渉。質問は基本的に直接候補者に伝え、回答時間は、話が終わっても終わらなくても1分。取り直しもしない一発勝負だ。「検討する」という回答だった場合、3日間待ってその間に連絡がなければ「NGだった」とする。事務所を訪問して応答がなかった場合もそこでアプローチ終了となる。

「選挙事務所は有権者が気になったことを訊きにいくことができる開かれた場所であって欲しい」との思いからこういったルールを設定したという。

動画で紹介された各候補者の反応は次の通りだ。

無所属・大河原雅子氏
スタッフに質問内容を伝えたところ「検討して連絡」との返事。4日後メールが届き「時間がとれない」という理由でNG。

諸派・釈量子氏
チャイムを鳴らしたが、応答がなかったため質問できず。

無所属・中松義郎氏
チャイムを鳴らしたが、応答がなく質問できず。

無所属・松本実氏
選挙事務所がなく、質問までいけず。

みどり・丸子安子氏
他候補の事務所へ移動中、遊説中の丸子候補に偶然遭遇。声をかけて依頼したところその場で質問に応じ「参議院議員になってやりたいことは福祉。保育園、小学校、特別支援学校、介護施設を融合したい」などと訴えた。

公明・山口那津男氏
事務所スタッフに用件を伝えたところ、「全国をまわっていて忙しくて時間がとれない」との理由でNG。

自民・武見敬三氏
事務所スタッフに趣旨を説明すると「それはやっていいの?」「おっしゃってることの意味が摑めないんだけど」「それをやる意味は?」といったことを言われる。「3期務めている議員であり取材の場合、マスコミでも書面を出してもらっているので、意図、質問内容、どこに公開するか、などを記した書面を出して欲しい」との指示があり、メールで依頼したが、返答はなくNGだった。

維新・小倉淳氏
用件を伝えると事務所スタッフから「ホームページで公開している街頭演説の予定をみて現場に行ってみてもらい時間がとれるようだったら可能だろう」「そこは努力して突破していただければ」とのこと。後日、街頭演説の現場へ出向くとスタッフから「何を訊きたいの?」と聞かれ、質問内容を伝えたところ、取材できることになる。小倉氏は「参議院でやりたいことは、参議院の改革。なかからの参議院の改革です」と主張した。

自民・丸川珠代氏
スタッフによると「忙しくて時間が取れず難しい」という理由でNG。

共産・吉良佳子氏
質問内容を伝えたところ「検討」との返事があり、その後アポイントがとれる。しかし後日「予定していた日時が難しくなった」と断られ、その代わりに陣営の方で映像を撮りそれを自分に送る方法を提案をされる。そのやり方では一発撮りなのかどうか自分にはわからないのでそれは受けられないと伝えると「再度検討する」ことになり、結局面会できることになった。撮影に応じた吉良氏は「若者の雇用問題に取り組みたい。ブラック企業のように働く人を切り捨てていく社会では未来もないし経済も発展しない」などと訴えた。

諸派・又吉光雄氏
「ホームページにのっている街頭演説の予定をみて現場に行って候補本人にきいてみてほしい」と事務所スタッフからいわれ、後日街頭演説の現場へ。本人に聞いたところ「選挙期間中は忙しくて時間がとれない」ということでNG。

みんな・桐島ローランド氏
事務所スタッフは「検討する」との返事だったが、その後連絡はなくNG。

諸派・マック赤坂氏
選挙事務所はオートロックで中に入れず。選挙事務所として部屋番号まで申請されていなかったため、ロックを開けてもらえるよう部屋を呼び出すことでもできず、質問までいけなかった。

民主・鈴木寛氏
事務所スタッフは「検討する」とのことだったが、その後連絡はなくNG。

諸派・鈴木信行氏
スタッフに用件を伝えたところアポイントが取れ、回答してもらった。鈴木氏は「韓国と徹底的して戦ってきた。その目的は竹島を取り戻すため」などと主張した。

無所属・森純氏
選挙事務所がなく質問までいけず。

無所属・犬丸勝子氏
チャイムを鳴らしたが応答がなく、質問できず。

無所属・山本太郎氏
スタッフから当初「難しい」との反応だっが、「これまでやってきたことはみられるの?」という話になりYouTubeで衆院選の動画を見てもらう。視聴数が7000超えていることを知ると「面白いね」という話になりアポイントが取れ、候補者が取材に応じた。
山本氏は「一番やりたいことは東京のどこが安全でどこが危険かということをはっきりさせること」などと訴えた。

無所属・中村高志氏
選挙事務所がなく、質問できず。

無所属・西野貞吉氏
選挙事務所を訪問すると、候補本人が対応。回答してもらう。西野氏は「給料は銀行振り込みでなく現金支給にする。消費税は廃止」などと主張した。

朝日新聞デジタルによると、こうした動画を撮影するようになったきっかけは、2年前の福生市議選。候補者にアンケートし、結果を文章でソーシャルメディアに公開すると好評だったという。なぜ候補者を追いかけるのかという問いに対し「思いつきとしかいいようがないが、あえて言えば『違和感』でしょうか」と答えている。

この動画について、作家・作家・高橋源一郎さんは次のように評価している。

「16分間ほど普通にインタビューしただけの映像なのに、今の選挙がいかに有権者とは遠いところで行われているかがわかる。日本の政治の裏側を見せられた感じがするから不思議だ」
(朝日新聞デジタル「(ビリオメディア)選挙@ネット:上 38歳、候補者追っかけ」 2013/7/16)

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朝日新聞デジタル:東京 - 候補者 - 2013参院選