世界の子供たちの支援活動を行っている国際NGOワールド・ビジョン・ジャパンが2013年9月30日に、支援によって子供たちの未来を切り拓くことを表現したショートムービー「レウィスの井戸」を公開した。朗読は、女優の上野樹里さんが担当。青柳拓次さんが映画の音楽をアレンジした。ともにボランティアで参加したという。
「レウィスの井戸」は、ワールド・ビジョンがこれまで実際に出会った子供たちの体験をもとに制作されたフィクション・ムービーだ。
世界の「とある国」で、毎日6時間を水汲みの労働に費やさなければならなかった男の子、レウィス。支援によって井戸ができ、年間2000時間以上の時間が生まれたレウィスは、学校へ行くことができるようになり、後に医師になったという物語だという。
「レウィスの井戸」の公開をうけて、上野樹里さんは以下のようにコメントしている。
たった一つのアイデアが大きな可能性を生む。
とても感動しました。
耳を傾けてみる。
とてもシンプルなことだけど、
とても豊かな可能性を秘めているこの支援は本当に素晴らしいと思います。
上野 樹里
(国際NGOワールド・ビジョン・ジャパン「チャイルド・スポンサーシップ ショートムービー「レウィスの井戸」」より)
ワールド・ビジョンは、キリスト教精神に基づいて開発援助、緊急人道支援などを行う国際NGO。ワールド・ビジョン・ジャパンはその一員として日本で活動する特定非営利活動法人である。
「レウィスの井戸」のなかで、レウィスが住む村の井戸の建設支援をしたのは、ワールド・ビジョンが実施しているチャイルド・スポンサーシップ・プログラム。
月々の継続支援により、教育や保健衛生の環境が整わない状況で生きている途上国の子供たちが、健やかに成長することを目指すプログラムだ。現在日本では、5万人以上の人たちが「チャイルド・スポンサー」として参加しているという。
※ワールド・ビジョン・ジャパンが、ショートムービー「レウィスの井戸」を公開しました。作品について、どう思いますか? また、子供たちの支援を可能にする、ワールド・ビジョンの取り組みについてどう思いますか? ご意見をお聞かせください。
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