ニュース

【閲覧注意】「クロコダイル」皮膚が腐る麻薬、アメリカにも流入

2013年11月20日 17時43分 JST
AZ Family

新たな報道によると、「クロコダイル」を使用した米国初の事例が、1年前に確認されていた模様だ。

クロコダイルは、デソモルヒネ系の薬物で、入手が比較的容易な鎮痛剤コデインを合成材料にして密造された粗悪な麻薬だ。これまで、ロシアをはじめとする北中欧の貧困層に出回っており、深刻な社会問題となってきた。劣悪な環境で製造されているため、ガソリンやシンナーなどが混じっているケースもあり、副作用が大きい。常習すると、細胞組織に深刻な破壊をもたらし、静脈炎や壊疽が生じ、手足の切断が必要になる場合もある。細胞組織が破壊されることから、常習者の平均余命は2年から3年を下回るともされている。

AZ Family」の11月16日付け記事によると、この薬物の米国における「発祥地」はアリゾナ州である可能性が高いという。今年9月には、同州のフェニックス市にあるバナー・グッド・サマリタン中毒事故管理センター(Banner Good Samaritan Poison Control Center)で、この薬物を使用した可能性のある事例が少なくとも2件報告されている(いずれも正式に確認はされてはいない)。

同様の事例は、イリノイ州、オハイオ州、オクラホマ州でも発生しているが、「 Daily Beast」によると、こちらも正式な認定を受けるには至っていない。

いっぽう、「Raw Story」が今週掲載した記事によれば、ミズーリ州の2人の医師が昨年、「クロコダイルの使用によって皮膚が腐敗した」患者の処置を行った、と『アメリカン・ジャーナル・オブ・メディシン』に説明しているという。米国の放送局「KTVI」によると、この報告は米国においてクロコダイルの事例が初めて確認されたケースだという。

「指が落ち、大腿部には重症の潰瘍と傷があった。クロコダイルを使用した症状に良く当てはまっていた」と、ダニー・テケミュリル医師は話している。「これは、広く認識された医学雑誌に発表された初めての事例だ」

なお、Daily Beastにコメントした医師は、「表皮が腐る症状」の原因は、麻薬使用者が使う「(HIVや肝炎等のウイルスに)汚染された注射針」である可能性が高いと述べている。症状が進むと「皮膚の壊死、深在膿瘍(のうよう:生体組織が化膿性炎症を起こし、中心部から融解して、膿を満たした空洞を形成した状態)、手足の喪失」につながる、と同医師は話している。

以下のギャラリーは、入浴剤を装って安価に流通している新型LSD「バスソルト」について紹介している。

関連記事

バスソルトの被害 画像集