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江田憲司氏ら14人離党、みんなの党が分裂 「もはやこの党に将来はない」

2013年12月09日 16時51分 JST | 更新 2013年12月09日 21時03分 JST
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みんなの党の江田憲司前幹事長は12月9日、みんなの党に離党届を提出した後、記者会見を開いた。この日に離党届を出した衆参議員14人全員出席となった。彼らが中心となって、年内に新党を結成する方針だ。衆参で35人が所属するみんなの党は分裂することになった。

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朝日新聞デジタルによると、江田氏に同調して離党届を提出した議員は次の通り。

江田氏とともに離党届を出したのは、青柳陽一郎、井坂信彦、井出庸生、小池政就、椎名毅、畠中光成、林宙紀の7衆院議員と、小野次郎、川田龍平、柴田巧、寺田典城、藤巻幸夫、真山勇一の6参院議員。

江田氏が目指す新党には、すでに離党している柿沢未途衆院議員も加わる見通し。



(朝日新聞デジタル「江田氏ら14人、離党届を提出 年内の新党結成目指す」2013/12/9 15:57)

みんなの党は所属議員35人の4割にあたる衆参議員が離党届を提出したことで、結党から4年半あまりで分裂することになった。ニコニコ生放送によると、江田氏の会見での冒頭のあいさつは以下の通り。

■江田氏「結党の原点を忘れ、もはやこの党に将来はない」

本日、臨時国会が終了したことに伴い、我々14名はみんなの党に離党届けを提出しました。断腸の思いであります。特に私、江田憲司はこの党を結党した当事者として、よもやこのような日が来るとは夢にも思いませんでした。無念でなりません。

我々の離党の理由はただ一つ、結党の原点に戻るということであります。今の自民党一強他弱という政治状況の中で、我々野党に課せられた使命は政治理念や基本政策の一致を前提に野党勢力を結集し、自民党に代わりうる政権交代な一大勢力を作り上げていくことだと我々は信じております。それを痛感したのが、臨時国会末の特定秘密保護法案、与党自民党の数を頼んだ暴走、数の暴力、強権的な国会運営だったのではないでしょうか。

このままでは民主主義は死んでしまいます。にも関わらず、みんなの党はその原点を忘れ、変わり果ててしまいました。政界再編を原点に持つみんなの党が、政党ブロック構想を唯一の方針と決めて、自ら選択肢の幅を狭めてしまいました。党の存続自体が自己目的かして、最近では自民党にすり寄り、あわよくば与党化してしまう。そういう動きも見られております。

特定秘密保護法案をめぐって、我が党がぶれ続けたと評されるのも、渡辺代表が安倍首相と主食をともにしながら密室で手を握る。初めに賛成ありきの修正協議を推し進めたからにほかありません。ただ、土壇場でその自民党からもハシゴを外され、衆院では賛成したものの参院では棄権という方針転換を余儀なくされる。

我が党の方針では、自公政権に対しては「数の暴走に対してはしっかり歯止めをかける」と書いてあります。先の衆参両選挙では、我々みんなの党では自公過半数割れを目標に戦いました。また、脱官僚、官僚政治を変えていこう原点で結党した我が党が、官僚支配を助長するようなこの法案をめぐって、政策よりも政局と、迷走したことは致命的なことだと考えております。

こうした結党の原点の見失った、有権者の期待を裏切る行為を、我々は絶対に許すわけにはいきません。歌を忘れたカナリア。「もはやこの党に将来はない」と結論を下さざるを得ませんでした。

みんなの党は自由闊達な議論、そして民主的な開かれた政党であったはずです。しかし昨今の党の現状は、それとは真逆の強権政治、独断専行の政治になっていると言っても過言ではありません。党内の雰囲気は鬱々として暗く、閉塞感に満ちあふれ、言論の自由も制約される政治活動の自由にも介入される。私はこの夏、幹事長という職をかけて党改革を断行しようとしましたけども、その後の党の現状を見ても変わりません。これではまともな政治はできないという判断をしました。

ただ、臨時国会中は我々国会議員の職責は、しっかり国会審議に臨み、政策論争をする、法案審議をすることだと思い、これまで離党を踏みとどまってきました。しかし、その国会も昨日、閉会した以上、この党にこれ以上居残ることは、国民の期待を裏切り、国民への負託にも応えることができないとの結論を下しました。

これからは我々こそが「新生みんなの党」だという思いで、さらなる改革政党を目指し、もう伸び伸びと前を向いて進もう。今日をスタートに再出発を期して参りたいと思います。そして、我々と志を同じくする人達と新党結成の準備に入りたい思います。今からでも遅くはありません。今回、行動を共にできなかった、みんなの党に皆さん、是非、我々に続いていただきたいと思います。

もう一度言います!一強他弱の今の政治状況の中で、我々野党に課せられた使命は、小さな政党がいがみ合うことではなく、基本政策を一致させて、政権交代可能な国民への期待をしっかり受け止められる政党を作っていくことではないでしょうか。しがらみのない立場で、自民党では決してできない既得権益を打破する改革をやっていく。すなわち脱官僚、地域主権、将来の原発ゼロ、増税より景気回復優先。こうした政策を高く掲げ、この国のかたちを変えて行きたい。それが我が党の結党の原点なんです。そのためには我々が触媒となり新党を結成して、身を捨てる覚悟で、必要なら党の発展的解消も辞さず、真の改革勢力を結集していく。必ずや成し遂げる決意でございます。

【※】今回の江田氏らの「みんなの党」集団離党、読者の皆様はどのように感じましたか?コメント欄にご意見をお寄せください。

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