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ロボットは人から仕事を惜しみなく奪い、20年後にこの職業はなくなる

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ROBOT WORKER
Robots Could Eliminate 11 Million UK Jobs By 2034 | Fanatic Studio via Getty Images
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イギリスでは今後20年以内に「全労働人口の3人に1人が、ロボットやコンピューターによるオートメーションに仕事を取って代わられる可能性がある」とする報告書が発表された。

こうした予測はこれまでも行われてきた。未来に関する調査研究を行うオックスフォード大学マーティンスクールは2013年の段階で、すべての職のうち、最大で50%が失われる可能性があるとの報告書を発表(英文PDF)していた。

イギリスの新聞「テレグラフ」の記事によると、今回の調査は、世界最大の会計事務所「デロイト」と、オックスフォード大学マーティンスクールが提携して行ったもので、イギリス国内だけでどれほどの影響が及ぶのかを推測している。

報告書によると、イギリスの全労働人口の3人に1人であるおよそ1080万が、仕事を失う危険性があるという。

robot worker

失われる仕事の内訳としては、低賃金で単純労働の仕事が機械に取って代わられる場合が一番多い。年俸3万ポンド(約550万円)未満の仕事が失われる可能性は、年俸10万ポンド(約1800万円)の仕事と比べて、最大で5倍になる。

こうした失われる仕事の多くは、製造業の自動化に伴うものだが、付け加えて、人工知能によって置き換えられる仕事もある。つまり、人間のように言語を理解し、学習能力を持ち、最低限ながら思考力を備えるとされるコンピューターなら、カスタマーサービスや技術サポート、単純事務から、法律、会計ならびにジャーナリズムといった知的分野に至る職業に、低コストで採用されるかもしれないと報告書は推測する。

逆に、最も安全な仕事は、コンピューター関連、エンジニア関連および科学系だ。芸術やメディア、法律、医療ならびに教育分野の仕事もかなり安心だという。

zombie
横軸の左側は「低リスクな職業」、右側は「高リスクな職業」。縦軸は雇用人数(単位は百万人)。最も高リスクな職業は、製造およびセールス関連となっている。

報告書はさらに、首都ロンドンに着目し、オートメーションによる影響が、ロンドンとイギリス全体でどう違うかを考察した。その結果、オートメーション化によって危険にさらされるのは、ロンドンの場合は仕事全体の30%であるのに対し、その他の地域は35%に上ると結論した。さらに、オートメーション化の影響をほとんど、もしくはまったく受けないのは、ロンドンが51%、その他の地域は43%とも推測している。

この理由について、報告書は次のように述べている。

電子化により仕事が取って代わられる可能性が高い分野は、ロボット技術の進歩の影響を受けやすい製造業だ。ロンドンでは製造業に従事する人が比較的少ないことが、ロボットに取って代わられる仕事の相対的な低さの理由の一因となっている。

ロンドンは、時代に先がけて市場の変化に適応しており、より創造的で活況を呈する分野の仕事に就く傾向がすでに進んでいる。以前から、経験や知識が求められる分野、アドバイザー的な職種および創造力を必要とする分野における熟練した職業の割合が、アメリカやその他ヨーロッパ諸国と比べて比較的高い状態にある。

こうした社会傾向の中で、人々の生活水準の基盤を維持するためには、経済構造、さらに言えば、富の分配における大きな変化が必要だという経済専門家もいる。

たとえば、デロイト会計事務所ロンドンのシニア・パートナーであるアンガス・ノウルズ=カトラー氏は、テレグラフ紙に対して、「こうした社会的変化が(政策立案者や教育者、企業などによって)十分に理解され、予測されない限り、避けられるはずの失業や就職難が生じる危険性はある」と述べている。「スキルの低い仕事がどんどん失われていくと、持てるものと持たざるものの間にある格差はさらに拡大するだろう」

一方で、より楽観的な専門家もいる。こうした人々は、産業革命を引き合いに出し、オートメーションによっても雇用は失われないと主張する。産業革命によって農業を中心とした労働集約的な社会は新しい社会に置き換われたが、そのプロセスで新たな職種や専門職、多様な経済活動が数多く生み出されたというのだ。

こうした人々は、コンピューターがひとつひとつ人間の仕事に取って代わっていくわけではないと考える。機械は、仕事の中の単純な作業を担い、人間はそうした機械と協力しながら、ほかの領域のより創造的な仕事などに向かう方法を身につけるだろう、というのだ。

たとえば、オートメーションならびにロボット導入を推進するイギリスの団体「British Automation and Robot Association(BARA)」の委託調査報告書は、ロボットによって創出された仕事のほうが、失われた仕事より多いと述べている(英文PDF)。

文末スライドショーでは、「不気味なアンドロイドたちの動画」を紹介している。

この記事はハフポストUK版に掲載されたものを翻訳しました。

[日本語版:遠藤康子、合原弘子/ガリレオ]

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