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地球は奇妙な低周波音「ハムノイズ」を立てている。その原因が判明した

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科学の世界では、ずっと以前から地球が奇妙な低周波のハムノイズ(ブーンという雑音)を立てており、人間には聞こえないものの地震観測装置では検出できることを知っていた。しかし、この「微小地震」活動の原因については、科学者は確信が持てなかった。

これまでは、だ。

新しい研究が2015年2月10日に学会誌「ジオフィジカル・リサーチ・レターズ」オンライン版で発表され、次のような結果が発表された。このハムノイズは主に海洋波によるもので、私たちの惑星をかすかに震わせている。研究グループの表現で言えば「共鳴」しているのだ。

「この現象の解明に向けて大きな進歩がありました」とファビリース・アードアン博士は書面でハフポストUS版の取材に答えた。博士は、フランスのブレストにある国立科学研究センター(海洋科学)の上級科学研究員だ。「現段階で、この共鳴の由来が判明しました。次の段階は、それにどう対応するかです」

問題の原因を探ってみる。科学情報サイト「ライブ・サイエンス」によると、海洋、風、海底のコンピュータモデルに助けられ、研究グループは、ハムノイズを引き起こす海洋波の正確な種類と方法を明示することができたという。

研究グループは、海洋波間の衝突が一部の地震活動を生じることを発見した。大部分が巨大で動きの遅い海洋波の運動と圧力で、海底までずっと広がって地球にハムノイズを出させていた。

earth hum
左の図は、海底に到達する巨大な波の計算高度を示している。右の写真は嵐の最中の波の種類で、フランスのボルドー南部の海岸で見られたもの。このような長い海洋波が海底に及ぼす圧力は地震波を生じて地球を振動させると、研究グループは述べている。

ハムノイズが役に立つことがある。巨大な海洋波によって引き起こされた微震活動は、地球のマントルの奥深くまで入り込む。地核まで達するという可能性もある。科学者グループによると、それを記録することにより、研究グループは私たちの惑星の内部のより詳細な実態を把握できるという。

高周波の場合、つまり人間の可聴域にあったら、その雑音はどのようなものだろうか?

「ハムノイズの1万倍の速度になれば、古いテレビがチャンネルの間で出すような『ホワイトノイズ』を聞くことができるでしょう」とアードアン博士は、ハフポストUS版の取材に答えた。

うーむ。そんな音は聞こえなくてもいいかもしれない。

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この記事はハフポストUS版に掲載されたものを翻訳しました。

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