九州新幹線が脱線、復旧のめど立たず 地震による脱線は過去にも【熊本地震】

運輸安全委員会は15日、現地に調査官3人を派遣した。

九州新幹線は、4月14日午後9時26分ごろに起きた強い地震の影響で、熊本駅から熊本車両車両所に向かう回送列車(6両編成)が脱線。博多~鹿児島中央の全線で運転を見合わせている。運輸安全委員会は15日、現地に調査官3人を派遣した。

共同通信によると、回送列車は時速約80kmで走行しており、運転士が激しい揺れを感じて非常停止させた。乗客はおらず、乗務員もけがはなかった。

15日も始発から全線で運休しており、復旧のめどは立っていない。NHKニュースによると、JR九州は「現場周辺で余震が続き、復旧作業に取りかかれていない」と説明しているという。

九州新幹線の脱線事故は初めて。地震による新幹線の脱線では、2004年10月23日の新潟県中越地震で、東京発新潟行きの上越新幹線「とき325号」の10両中8両が脱線したケースがある。

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