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「テッポウウオは人間の顔を見分けられる」研究結果をオックスフォード大グループ発表

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ARCHERFISH
An archerfish latches onto the finger of a young tourist who lured it out of the water with bread on his finger tip during a visit to a fish farm at the Kilim Karts Geoforest Park on Langkawi island in Malaysia, Thursday, April 16, 2009. Langkawi Geopark is Malaysia's first geopark and is located in the far northwestern corner of peninsular Malaysia .(AP Photo/Mark Baker) | tane-mahuta via Getty Images
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脳の小さなテッポウウオでも、顔を認識するという複雑な作業ができる。

オックスフォード大学などの研究者グループは、熱帯魚の一種テッポウウオが人間の顔をかなりの精度で認識できることを発見した。この研究結果は、6月7日に学術誌「Scientific Reports」に掲載され、鳥など、視覚的な作業をする能力を持つ動物のリストに、魚も加わることとなった。顔を認識するためにはかなりの認知機能が要求されるので、このような能力は人間や、他の大きな脳を持つ霊長類だけが持つものだと考えられていた。

「たくさんの人間の顔を見分けるということは、極めて難しい作業なのです。人間の顔は、基本的な作りは誰でも同じだからです」とオックスフォード大学のケイト・ニューポート氏は声明で述べている。「人間の顔は、鼻と口の上に2つの目があるという同じ構造なので、その顔を1つ1つ見分けるには、人間の顔の微妙な違いを認識することができなければならないのです」

テッポウウオが人間の顔を認識することができれば、他の魚もおなじようにできる可能性があるとニューポート氏はCNNに話した。

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水を噴射するテッポウウオ。

テッポウウオは水を噴射して、上を飛んでいる虫を落とすという性質がある。この性質は、テッポウウオは「正解」を選ぶ方法を持っており、研究室での実験に参加することが可能だということも意味している。

実験では、ニューポート氏の研究グループは2つの異なる人間の顔の写真をテッポウウオに見せ、正しい顔の方に水を噴射したら、その度にエサをあげるという方法で、正解の顔を選べるように訓練を行った。

その次の実験では、テッポウウオの前にはすでに学習した顔と、たくさんの初めて見る顔が提示された。この実験の中では80%の精度で、テッポウウオはすでに知っている顔を選択することができた。この動画を見ると、テッポウウオは顔が非常に似ている場合でも、正しい顔を選ぶことができている。

人間の場合、人の顔を認識する時には紡錘状顔領域(FFA)という特定の脳の領域が使われている。テッポウウオのもっとシンプルな構造の脳には、この領域が全くないとニューポート氏は話した。にもかかわらず、ニューポート氏の研究グループが実験を行ったテッポウウオは、44もの初めて見る顔の名から知っている顔を選択することができた。

「テッポウウオが学習して人間の顔を認識できるようなるということは、人間の顔を認識するのに、複雑な脳は必ずしも必要ではないということを示唆しています」とニューポート氏は語る。

もちろん、人間の脳には紡錘状顔領域があるので、顔を認識することに関しては人間の方がテッポウウオよりも得意だ。「人間の脳にはたくさんの顔の情報を非常に速く処理し、観察条件が広くても認識が可能な、特別な顔の認識機構があるのかもしれません」とニューポート氏は話した。

大勢の人の中から一つの顔を選ぶのに、テッポウウオがその人を知っている必要はない。テッポウウオは視覚パターンの中の微妙な違いを検出し、学習できるということだ。実際のところ、テッポウウオは複雑な背景の中から、小さなエサとなる動物を検出することができる非常に高い視覚能力を持っていることが報告されていると、ニューポート氏の研究グループは話した。

これまでに行われた研究では鳥、またおそらく蜂も、人間の顔を認識できることが報告されている。

ハフポストUS版より翻訳・加筆しました。

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