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また警官が黒人を射殺。恋人が一部始終をFacebookライブで撮影 米セントポール

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Lavish Reynolds
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【閲覧注意】以下のFacebook Live動画には射殺された男性が映っている場面が含まれています。

Police

Lavish Reynoldsさんの投稿 2016年7月6日

アメリカ・ミネソタ州ファルコンハイツ、セントポール郊外で7月6日、警官が運転中の黒人男性フィランド・カスティールさんを呼び止め、射殺した。同乗していた彼の恋人がFacebookのライブ動画機能を使って生々しい射殺の瞬間を記録した。

動画には傷口から血を流す男性が映っている。これは恋人が助手席から撮影したものだ。「警官はテールランプが壊れていたからって彼を3回撃った」と、撮影している女性の声が聞こえる。

当局は被害者の名前を公式に発表していないが、地元のニュース局WCCOによると、遺族がカスティールさんであることを確認したという。地元紙スター・トリビューンによると、カスティールさんはミネアポリスのヘネピン郡医療センターに運ばれたが、彼の親戚が死亡を確認した。

この事件を撮影した10分ほどの動画は、同乗していたラビッシュ・レイノルズさんがFacebookに投稿したが、数時間後、残酷な内容のため削除された。しかし現在は、「過激な描写が含まれる動画」という注意書きとともに、再び閲覧可能になっている。

動画でレイノルズさんは、警官は恋人に免許証と車両登録証の提示を求めたと説明している。これに対してカスティールさんは、銃を一丁持っているが、銃所持のライセンスは持っていると述べたという。

セントアンソニー警察に撃たれた男性は車の中にいた。

さらに彼女は動画の中で、警察がカスティールさんを3〜5回撃ったと話した。動画には一人の警官が、次のように言う声が聞こえる。「手を伸ばすな。手をあげろと言ったんだ」。それから警官はレイノルズさんに車から離れるよう命じ、パトカーの後部座席へ連れて行ったように見える。

「彼は何の前科もないし、何も持っていません」と、レイノルズさんが警察に言うのが聞こえる。「彼は一度も刑務所に入ったことがないんです。ギャングのメンバーでもありません」

スター・トリビューン紙によると、一人の警官が後ろの方でレイノルズさんの娘と思われる幼い少女を抱えているのが見える。

動画には射殺の現場に多くの人が集まった様子が映っている。

フォックス系列のテレビ局KMSPによると、セントアンソニー警察はその後、少なくとも男性一人が今回の銃撃事件で負傷したことを認めたという。

警察のスポークスマンは6日の記者会見で、「この射殺事件はミネソタ州当局が調査中で、この事件で負傷した警官は一人もいない。事件に関わった警官は有給の休職扱いになっている」と語った。

カスティールさんの死の前日にも、別の黒人男性アルトン・スターリングさんが地元警察に射殺され、世界に衝撃を与えた。スターリングさんは5日、ルイジアナ州バトンルージュの店の外でCDを売っていたときに、銃を持った男がいるという知らせを受けた警察が逮捕しようと彼に向かって来た。

誰かがスターリングさんが銃を持っていると叫び、警察は彼を地面に押さえつけながら至近距離から撃った。射殺される場面が動画に生々しく捉えられた。続いて投稿された動画を見ると、当時スターリングさんは銃を身に着けていなかったことがわかった。

これを見た多くの人は、アメリカでは警察が武器を持っていない黒人男性を日常的に殺害していることにショックを受けている。

また「黒人男性が射殺された……」、誰も責任を問われないことは分かっている。そして人は不思議に思う。なぜ私たちが #BlackLivesMatter(黒人の命も大切だ)と言うのかを。

アメリカの警察は6月に18人も殺している。まだ7月7日なのに。2016年はこのままいくと史上最悪の死者を生む年になる。

ハフポストUS版より翻訳・加筆しました。

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ミネソタ州セントポールで黒人男性射殺
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