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「私はレズビアンで、楽天家で...」同性愛を公表したミス・アメリカ候補者、思いを語る

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2016年6月、オフラハーティは「ミス・アメリカ」ミズーリ州代表に選ばれた後、“初めて同性愛を公表した候補者”として歴史に名を残すことになった。

オフラハーティは、9月11日に開催されたミス・アメリカ・コンテストで優勝することはできなかったが、彼女がコンテストに参加することは、同性愛者のコミュニティにとっては特に意味があった。多くのアメリカ人は、ミス・アメリカのイメージに、レズビアンはそぐわないと考えていたからだ。


DONALD KRAVITZ VIA GETTY IMAGES

ミス・アメリカ・コンテスト前に行われたハフポストUS版へのインタビューで、オフラハーティは(ミス・ミズーリの)歴史的な勝利に対する一般の人々の反応や、なぜ同性愛を公表した人間がミス・アメリカ・コンテストに出場するのにこれだけの年月を要したのか、さらに自分の成果から、同性愛者の子供たちに伝えたいことを聞いた。

——ミス・アメリカ・コンテストの出場者として、初めて同性愛を公表した人間であることは、伝説として歴史に残る称号です。ご自身はどうお考えですか?

ありがとうございます! 私にはとても重要な出来事でした。「史上初」には必ず大きな責任が伴いますし、特にミス・アメリカ事務局と、彼らの思いを代表しなければならないLGBTコミュニティーには大きな責任を感じています。他に代わりがいないロールモデル的な役割として、LGBTの若者たちの役に立てるチャンスを手にしているのです。

私は、自分が何者かを探し求めレズビアンであると認識するようになったとき、「自分に似ている」と思える、模範となる人物を見つけようとしてもがいていました。だからこそ、自らのアイデンティティーについて悩んでいる、LGBTの若い人たちに対する手本となる存在としてお役に立てればと思っています。

これは単に多様性を認めるという問題にとどまらず、人の命に関わることでもあります。LGBTの若者は、育つ環境が(性的マイノリティに)理解がない場合、同世代の異性愛者に比べて最大8倍も自殺未遂を犯す確率が高いのです。自分が出場することで、他の人たちに希望を与えられたらと思っています。

自殺を防止するために自分の立場でできることとして、アメリカ自殺防止財団などのサポートを得て、引き続き全国的に人前でお話をしていきます。自分がミス・ミズーリであることの責任を真剣に受け止めています。そして、ミス・アメリカ実行委員会のおかげで、この夢のようなチャンスを手にできているのです。

——世間の受け止め方はどんな感じですか?

全体的に、とても好意的な反応を頂いています。一般の方々は、私の「史上初」という称号は当分変わらないと思っているでしょうし、私も同感です。

もちろん何事も「初めて」の場合はそうですが、全員に好感を持ってもらうなんて無理なこと。否定的なコメントもいくつかもらいました。でも私のSNSアカウントに寄せられるコメントは好意的で、励ましの方が否定的なものより圧倒的に多いんです。いろんな社会的立場の方々から数百ものメッセージを頂きましたし、今でもほぼ毎日新しいメッセージをいただいています。

「頑張ってね」という簡単なエールから、「あなたのおかげで生きる希望が湧きました」というものまで、様々な内容が混ざっています。ほぼすべてのメッセージの中に、自殺防止における私の役割がいかに意義深いものであるか、ということが含まれています。これは私への個人的な関心にとどまらないことは間違いありません——他の人たちの人生や、社会の他人に対する物の見方を変えるということなんです。

ミス・アメリカ実行員会が私やすべての(州の)優勝者に対して、この称号を与えてくれ、リーダーシップのスキルを磨き、世界をより良い方向に変化させるために役割を私たちを与えるために、この世に存在しているだけで、ものすごく感謝しているんです。

——なぜ同性愛を公表した人がミス・アメリカ候補になるのに、長い年月がかかったと思いますか? このことが将来的により多くの女性にチャンスを与えるきっかけになると思いますか?

ミス・アメリカ実行委員会は常にオープンであり、あらゆる背景を持つ女性を受け入れてきています。これは世相を反映したものだと思います。LGBTQの人々に対する認知が高まり、政治、スポーツ、エンターテインメントなど、あらゆる場面に進出するようになり、同性愛者の女性は今や、自分のセクシュアリティのことを公にしても特に問題はないと、肌で感じられるようになったからです。私はレズビアンとしてそう感じています。

運良く手に入れられた、この自分独自の立場を生かして、他の人たちのお手本となるチャンスが私にはあります。自分のアイデンティティがどうであろうと、州の代表に選ばれ、願わくは全国的に、前向きな代表者となることができることを、若い女の子たちに身をもって示すことができるんです。このメッセージと考え方をミス・ミズーリとして活動する来年いっぱい広めていきたいと思います。

——ミス・アメリカの候補者がレズビアンだと聞いてショックを受けたり、それを信じないような人に対しては、どういった言葉を投げかけますか?

ミス・ミズーリでいることの何が素晴らしいかと言うと、様々なレベルの文化的な固定観念に戦いを挑むことができるということです。私はレズビアンと思われますが、それを証明するものは他にありません! 私は楽天家で、事業家で、まだ半分子供といった存在でもあります。私のアイデンティティとなっている特性は他にもいろいろあるんです。人々が私の人となりを知れば、どんな「ショック」も次第に収まっていくものです。

私は単に、自分の目標を達成して努力している23歳にすぎません。ミス・アメリカは社会的立場などに関係なく選ばれる存在で、だからこそミス・アメリカ実行委員会に関わるのがこれほど有意義なのです。実行委員会の多様性というのは、外から見ると驚くようなことかもしれませんが、内から見ると間違いなく素晴らしいものなのです。「コンテストに出場するような女の子」に対する今までの固定観念はもうすぐ変わっていくと思います。

——公表して発信されることで、あなたはもうロールモデル的な人になりましたよ。特に同性愛者の若者にとって。彼らに対してメッセージを贈れるとしたら、どのようなものでしょうか。

私のメッセージはシンプルです。

みなさんの人生は大きく変わります。ときには自分の強さや勇気に自信がなくなることもあります。頑張る意味があるのか、わからなくなるかもしれません。どうか忘れないでほしいのは、頑張ることにはとても意味があり、あなたたちを愛し、サポートし、信頼してくれる人はものすごくたくさん存在しているということです。

いつの日か、自由って本当はどんな感じがするか分かる日が、絶対に来ます。そして、ミス・アメリカに挑戦することさえあるかもしれませんよ。

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