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ブラックホールが星を食べて「炎」を吐き出す写真、NASAが公開

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それはまるで、宇宙の巨大な「げっぷ」だ。

アメリカ航空宇宙局(NASA)は9月15日、超巨大ブラックホールが星を食べる瞬間を捉えた赤外線写真を公開した。

ブラックホールは星を飲み込むとき、エネルギーを爆発的に放出する。炎のようなフレアには紫外線やX線などの高エネルギーの放射線が含まれる。天文学者は初めてそのフレアを観測できるようになった。

2つの研究が、この銀河の「げっぷ」について調べた。ブラックホールの最も近くにある宇宙の塵はこの放出で破壊されるが、少し離れると、熱はそれほど高温ではなく、塵が残る。

NASAの広域赤外線探査衛星(WISE)のデータにより、天文学者はこの「熱い塵」が発する放射線を測定した。この塵は肉眼では見えないが、殻のような形を形成して、ブラックホールから数兆キロ離れたところまで拡がっている。


【参考記事】
ブラックホールが死にゆく星を切り裂く驚きの瞬間(動画)


「ブラックホールは、自身とこの塵の殻の間にある全てを破壊します」と、今回の研究の筆頭著者で、ジョンズ・ホプキンス大学の研究者ソエルト・バン・ベルツェン氏はNASAが発表したリリースで報告している。「それはあたかもブラックホールが炎を投げ込み、内部を一掃しているかのようです」

塵の殻を調べることで、科学者はブラックホールと「星の捕食」についての証拠も得られる。

「われわれの研究により、塵がそこにあると確認できました。そしてその塵を使って、星が破壊されるときにどれくらいのエネルギーが発生するか、測定できることがわかりました」と、NASAのジェット推進研究所(JPL)の天文学者で論文の共著者であるバロウジャン・ゴルジアン氏はニュースリリースで述べた。

この研究では3つのフレアが見つかった。一方、中国科学技術大学のニン・ジャン氏が主導する研究では、4つ目のフレアが見つかっている。

ハフポストUS版より翻訳・加筆しました。

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