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葛飾北斎の作品と判明。オランダの博物館員「西洋人が描いたと思っていた」(画像)

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日本に西洋医学を伝えたドイツ人医師、シーボルトが持ち帰りオランダのライデン国立民族学博物館が所蔵していた絵画6枚が、江戸時代後期の浮世絵師、葛飾北斎(1760〜1849)の肉筆画であることが、同博物館の調査で分かった。貴重な資料として注目されている。NHKニュースなどが報じた。

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永代橋から江戸の港と町を望む。シーボルトの著書『NIPPON』より

6枚は江戸の街並みを描いた風景画。タイトルはないが、和紙に「日本橋」「両国橋」「品川」などを題材に川や人々や橋が描かれた。空を大胆に取り入れた構図などに西洋画の特色が表れている。

長らく作者不明とされてきたが、同美術館の北斎を研究するチームがシーボルトの子孫に確認したところ、北斎の作品である可能性が高いことがわかった。

北斎研究で知られるライデン国立民族学博物館のマティ・フォラーシニア研究員などのチームが、シーボルトの子孫が所蔵していた目録と照らし合わせたところ、「北斎が我々のスタイルで描いたもの」という記述が見つかり、北斎の作品である可能性が高いことがわかりました。

葛飾北斎の新たな絵画か オランダの博物館が所蔵 | NHKニュースより 2016/10/22 04:39)

マティ・フォラーシニア研究員は「当初は西洋人が描いたものと考えていましたが、シーボルトの目録を見て本当に北斎が描いたのかと非常に驚きました」とコメントしたという。

長崎のオランダ商館で働いていたシーボルトは1826年に江戸に上った際、北斎らと面会している。同博物館には、この6枚とは別に、北斎の肉筆画と認められた11枚が所蔵されている。

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葛飾北斎「冨嶽三十六景」
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