【タッチ】「最初から殺すつもりだった」あだち充の告白に動揺広がる

80年代に一世を風靡した野球漫画「タッチ」に関する衝撃の事実が判明したとネット上で話題になっている。

80年代に一世を風靡した野球漫画「タッチ」に関する衝撃の事実が判明したとネット上で話題になっている。

「タッチ」は、一卵性双生児の上杉達也・和也の兄弟と幼馴染の浅倉南の3人を軸に、恋愛を絡めて高校野球を描いた漫画。1981年から86年にかけて週刊少年サンデーで連載された。単行本の累計部数は1億部を超えたほか、TVアニメにもなっている。

甲子園出場予選の決勝の日、上杉和也は子供をかばってトラックにはねられて死亡する。その後、上杉達也が和也の代わりに、浅倉南の夢を叶えるため甲子園を目指すことになる。和也の遺体の前で、達也が「ウソみたいだろ。死んでるんだぜ。それで…」と、つぶやくシーンが印象的だ。

「タッチ 1 完全復刻版」の表紙。左上が上杉和也

■あだち充さん「最初から殺すつもりだったもん」

10月12日発売の「月刊少年サンデー」2016年11月号で、漫画家のカメントツさんが「タッチ」の作者のあだち充さんにインタビューする漫画を掲載。その中で、以下のようなやり取りがあった。

――なんで「タッチ」で上杉和也(かっちゃん)を殺したの?

なんで…って… 最初から殺すつもりだったもん。

――殺すつもりでキャラを作ったと…?

タイトルの「タッチ」は、「バトンタッチ」の「タッチ」だからねぇ。当時の担当編集者からも…「人気のあるキャラだから殺すな」って、さんざん言われたけれど…原稿おいて行方くらませたんだよねぇ…(つかまると死なないの描かされるから…)

(「カメントツの漫画ならず道」より)

■ネット上の反応は?

このあだちさんの告白を受けて、ネット上では「タッチってそういう意味だったんだ」と衝撃を受けた人も多かった。また、人気キャラを作者が平然と死なせたことについて「黒くて良い」「パンキッシュな精神」と称賛する声も出ていた。

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