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トランスアジア航空が解散へ、墜落事故が相次ぎ経営悪化か 幹部にインサイダー取引の疑いも

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TRANSASIA AIRWAYS
トランスアジア航空機 | Boarding1Now via Getty Images
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台湾のトランスアジア航空は11月22日、臨時の取締役会を開き、同社を解散することを決定した。フォーカス台湾などが伝えた。同社では22日の始発便から全便が欠航となっていた。

同社の日本語サイトは日本〜台北路線の欠航理由について、当初は「機材繰りのため」としていたが、その後に「明日22日(火)に臨時取締役会を開催し、会議終了後に今後の運航につきまして皆様にご説明させていただきます」と説明を変更していた。欠航便について、予約済みの航空券は全額返金するとしている。

■幹部3人にインサイダー取引の疑い

台湾のニュースサイト「聯合新聞網」によると、台湾証券取引所の施俊吉会長は21日、トランスアジア航空の株をめぐり、同社幹部がインサイダー取引をした疑いがあると明らかにした。トランスアジア航空は証券取引所に対して、22日以降の取引の一時停止を申請していた。

施氏は、トランスアジア航空の幹部らが取引停止直前に株を売却する動きがあったと指摘。「聯合新聞網」によると、台北地検が22日未明、同社の林明昇会長ら幹部3人を取り調べた。3人は容疑を否認しているという。当局は詳しく捜査する方針。

■創業65年、台湾初の民間航空会社 トランスアジア航空とは

公式サイトによると、トランスアジア航空は1951年に台湾初の民間航空会社として設立された。台湾内で運航していたが、1992年からはチャーター便で国際線に進出。日本便は2008年から運航している。

近年は国際線を中心に路線拡大や機材の大型化を進めていたが、2014年7月2015年2月に多数の死傷者を出す墜落事故を起こし、経営悪化が伝えられていた。

フォーカス台湾によると、同社は2016年年度は9月までに22億2000万台湾ドル(約77億円)の損失を計上。これは、2015年度の損失額11億1600万台湾ドル(約38億円)の約2倍にのぼる。