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『君の名は。』無断使用したアプリが配信停止 「著作権の認識、甘かった」と謝罪【Everfilter】

2016年12月07日 16時48分 JST | 更新 2016年12月07日 17時29分 JST

興業収入200億円を突破した人気映画『君の名は。』の素材を無断使用していたスマホ向けアプリ「Everfilter」が12月7日、配信中止となった。アプリの開発元は「著作権に関する認識の甘さが引き起こした」と謝罪した。

everfilterphoto

12月4日、Everfilterで筆者が加工した硫黄島(鹿児島県)の風景

Everfilterは、所在地不明のTopBuzz Japanという組織が3日、世界各地でリリースしたスマートフォン向けの写真加工アプリ。『君の名は。』を監督した新海誠の映画作品に出てくる空の絵を無断使用している疑惑を受けて、4日に同アプリの公式Twitterが著作権侵害を認めていた。

7日には公式Twitterは「Everfilter 運営一同」の名義で声明を出した。『君の名は。』を手がけた新海誠作品のコンテンツを4日まで無断使用していたことを認めた上で、世界各国で配信を一時中止すると報告した。著作権認識の甘さを深く反省すると謝罪している

12月4日、当アプリ内及びSNS上で使用されていた「君の名は。」のコンテンツ及び新海誠様の作品の使用を停止しました。(略)

著作権に関する認識の甘さが引き起こした今回の件に関し深く反省し、お詫びの意を表するために、本日、Everfilterアプリは日本、韓国を含むリリースした全ての地域において、App store及びGoogle Playでの配信を一時停止することを決定いたしました。

なお、4日の公式Twitterでは「中国国内での使用に関してはライセンスを得ていた」と釈明していたが、7日の発表では一切触れていない。新海監督作品の著作権を管理するアニメ会社は、ハフィントンポストの取材に「当該アプリには一切関わってない」とコメント。海外ライセンスの有無についても事実関係の調査に乗り出していた。


■Everfilterとは?

everfilter
iTunersストアで配信されていた「Everfilter」の画面写真

Everfilterは、「あなたの写真を1秒でアニメ風に変換。人工ニューラルネットと人工知能を駆使したこのアプリは、あなたの大切な思い出を永久保存版の芸術品へ」が売り文句だった。

風景写真がアニメ風に変換され、特に空の写真が美しく表現されることで人気を集めていたが、「秒速5センチメートル」など新海誠監督の作品に出てくる空の絵を、そのまま写真の空の部分に合成しているのではという指摘がネット上で相次いでいた。


■関連スライドショー「思わず息を飲む、彩雲の美しい姿」

世界の彩雲


(※開かない場合は、こちらへ)

新海誠監督の映画から無断使用 「Everfilter」をアニメ会社が調査



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