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大学生42人が集団で「イラストレーター」体験版を改ざん 所属団体の過去メンバーも調査

2017年01月10日 00時37分 JST | 更新 2017年01月10日 00時38分 JST
Filograph via Getty Images
Hacker, cyborg programmer on a computer using internet and programing malware to hack internet users. Green programing code

東京情報大(千葉市)が1月10日、同校の学生42人がパソコン用画像ソフト「イラストレーター」体験版の試用期間を不正に改ざんし、延長して使用していたと発表した

大学の広報担当者はハフィントンポストの取材に対し、学生らはインターネットなどで簡単に入手できる「クラックツール」と呼ばれる不正プログラムを使用し、無料でダウンロードしたアドビ社製の体験版ソフトの試用期間を改ざんしていたと話した。改ざんしたソフトがインストールされていたのは、学生の私物PCだという。

2016年10月に千葉県警から大学に「ソフトを不正利用している学生がいるとの話を聞いた」という情報提供があり、大学側が調査委員会を立ち上げて調査を開始。指摘を受けた学生は学園祭のポスターなどを制作する際、試用期間を改ざんしたイラストレーターを使っていたことを認めた。

大学側はこの学生が所属する団体の学生を、過去に在籍していたメンバーにもさかのぼって調査。42人のパソコンで、試用期間が過ぎたあともソフトが不正に使用できるようになっていた。なかには、実際にはイラストレーターを使用していないにもかかわらず、不正利用できる状態になっていた学生もいた。大学側は調査報告書をまとめ、アドビ社に謝罪した。

大学の広報担当者によると、学生らは調査に対し、「違法性の認識はあったが、知的財産権を軽視していた」などと話したという。大学は学内の規程に基づき、42人の学生を口頭で厳重注意。また、全学生を対象とした1月中の授業で知的財産権について改めて指導し、再発防止を徹底すると述べた。