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「女性の権利デモ」に男性たちも加わった。その理由を15人に聞いてみました

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トランプ大統領就任式翌日の1月21日、アメリカ・ワシントンD.C.の路上を埋め尽くし、女性の権利を訴えると共に、トランプ大統領に抗議したデモ「ウィメンズ・マーチ」。開催前には、「ウィメンズ・マーチという名前では男性が参加しないのではないか」「男性を除外する活動になってしまわないか」という心配の声も聞かれた。

しかし当日、平等な権利を訴えて歩く女性たちの中には、たくさんの男性たちの姿があった。友人や妻、母、姉妹たちとデモに加わった人もいれば、男性だけで参加した人たちもいた。

男性たちは年齢も人種も異なる。10代の学生もいれば、孫を連れて参加した人もいた。彼らは、女性たちが先導するムーヴメントに加わりたい、女性と男性は協力しなければいけないという思いを持ち、ウィメンズ・マーチに参加した。

わたしたちは、そんな男性15人から話を聞いた。

  • コリン・カンリフ(36歳)     ジョー・コンガー(38歳)
    Damon Dahlen/Huffington Post
    コリン:なぜ今日来たかって? 団結のため、女性のため、同性愛の権利のため、移民の権利のため、黒人の命だって大切だと訴えるため、そして一つになるためだよ。

    ジョー:Tシャツに書いてあるのは、僕らが知っている女性たちの名前です。僕らは、彼女たちのためにデモに参加しました。彼女たちの中には、今日参加できた人もいるし、できなかった人もいる。僕たちはこのデモに、彼女たちにも一緒にいて欲しかったんだ。母の名前もあるし、おばあちゃんの名前もある。仲のいい女友達、姉妹、それにおばさんの名前もあります。

    コリン:僕は同僚の名前、おばあちゃんの名前、昔教えてもらった先生の名前もある。名前を書くことは、事前に簡単に伝えておきました。高校の歴史の先生には、卒業以来一度も連絡をとっていなかったけど、今朝メールで伝えたよ。

    ジョー: 昨日の夜と一昨日の夜に、このTシャツを作ったんだ。なんだか胸に込み上げてくるものがあったね。

    コリン: 一度名前を書き始めると、次から次へと書きたい名前が思い浮かんできて。もっと書くスペースがあったらよかったのに!
  • ドウェイン・フィリップス(58歳)
    Damon Dahlen/Huffington Post
    ドウェイン:何で今日、ここに来ないなんてことができるだろう。これが民主主義だよ。自分を信じていて、自分の国を愛しているなら、今日ここに来るべきだ。

    これは公民権運動に似ているね。自分の権利だけじゃない。家族全員、国民全員のために闘うんだ。
  •  キリル・フィッシャー(13歳) アラン・フィッシャー(60歳)
     
    Damon Dahlen/Huffington Post
    アラン:女性のためにデモに参加しましたが、それだけじゃない。息子のためでもあるんだ。息子はロシアからの移民で(息子は妻の子供で、妻がアメリカに来た時に養子にした)。プーチン政権の下で暮らしていたことがあるので、6200万人のアメリカ人たちが、ここで何を求めて訴えているのかを良く理解している。

    キリル:僕がここに来た理由は、トランプが女性を正しく扱わないからです。女性は人間なんだ。男性と同じ権利があって当然です。

    アラン: この子の学校の校長先生に、学校を休ませてくれとお願いしたんだ。この子の学校では、こういったことに参加するために学校を休むのが許されていないんだ。だけどなぜここに来たかったのか、理由を書いて伝えたよ。何かそれらしい理由をつけて休ませることもできたけど、嘘はつきたくなかった。校長先生はこんな返信をくれた(携帯を見ながら)「アラン、なんて素晴らしいんだ。公欠にするよう、ドナに伝えたよ。こういった経験は、一生忘れられないものになるだろう」
  •  アーロン・パウエル(34歳)
     
    Damon Dahlen/Huffington Post
    ガールフレンドのアリソンが、僕に「平等」について教えてくれました。僕らは付き合って3年だけれど、今日ここに来た理由は彼女です。彼女に会う前は、フェミニズムってなんだか挑発的で攻撃的な考えだと思っていました。「女性は男性より強い権利を持つべきだ」という考えかな、と。だけど実際は、全く反対でした。フェミニズムとは平等なんです。時間がたてばいつかは理解していたのかもしれないけれど、アリソンに本当に助けてもらいました。
  • ロブ・チェイス(50歳) ロブ・チェイス(12歳)、ミロ・チュルン・ガリンスキ(14歳)
    Damon Dahlen/Huffington Post
    ロブ Jr.(息子):女性を支持するためにきました。女性たちは正しい扱いを受けていないと思います。だから、このデモに参加して、女性たちのために立ち上がって、トランプのような女性を傷つけるような人に反対しようと思いました。ここに来られて、すごくワクワクしています。人がたくさんいてすごく混んでいるけれど、熱気にあふれています。

    ロブ Sr(父): 女性に関する新しい大統領の発言はすごく不快です。息子や娘に、大統領の言っていることが普通だなんて思って欲しくない。息子は、このプラカード(女性の権利=人間の権利)を自分で作りました。大統領の女性の扱い方は正しくない、と彼は理解しているのです。それに反対するのは、正しいことです。

    ミロ: 闘うのをやめるわけにはいきません。彼は……人種差別主義者で、性差別主義者で、同性愛を嫌っています。僕らは止めなきゃいけない。
  • プリヤンガ・トゥオヴァイネン(42歳)、ジョナサン・シモンズ(24歳)
    Damon Dahlen/Huffington Post
    プリヤンガ:大統領選の間、女性について激しいやり取りがあった。だから、こういった形で抗議することになってよかったと思うよ。僕の姉妹は、デモに参加するためにロサンゼルスから深夜便で来たんだ。今すごく、ワクワクしてるよ。今朝地下鉄に乗ろうとしたらすごく混んでて、駅に到着するごとに、どんどん人が乗ってくるんだ。

    ジョナサン:デモに参加したかったんだ。この4年間でどんなに衝撃的なことが起きようと、それに反対する人たちがいる、ということを見せるためにね。

    プリヤンガ: 昨日とは全く違うね。昨日、デモの下見にユニオン駅に来ただ。駅にはたくさん人がいたけれど、地下鉄は空いていたし、道にもあんまり人はいなかったね。こんなにたくさんの人がいるなんで、マジですごい。
  •  デヴィッド・ノートン(35歳) エリック・ベイリー(33歳)
     
    Damon Dahlen/Huffington Post
    エリック: 参加しないなんて、ありえないでしょう。ここに来て、女性たちを支持しなくちゃ。

    デヴィッド:私はゲイです。サポートと協力がなぜ大切か、そしてそれが物事をどれほど動かすかを知っています。私の母は自立した女性です。彼女や、5月に初めて出産する姉妹のためにデモに参加します。

    エリック:私たちの周りには、大勢の素晴らしい女性がいます。彼女たちなしでは、今の自分たちはなかった。彼女たち全てのために、今日はデモに加わります。
  •  ジェリー・ルイス(47歳) AJ(13歳)
     
    Damon Dahlen/Huffington Post
    ジェリー:昨日、デモのことを聞いたんだ。今日3時間ちょっとかけて、ノースカロライナから来たよ。すごく飛ばしてね(笑)。どうしてもデモに参加したかったんだ。

    女性のデモに参加することについて、心配はしてなかったよ。心配だったのは、男性が参加しないんじゃないかっていうこと。この若い男性、AJは、私と一緒に来ると言って車に飛び乗り、昨日の夜は遅くまで起きてこのプラカードを作っていた。男性としてデモに参加する責任を感じているよ。なぜって、女性にひどいことを言って攻撃する男をホワイトハウスに送り込んでしまったからね。だから、彼に反対しているという姿勢を見せなきゃいけない。

ハフィントンポストUS版に掲載された記事を翻訳しました。

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