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『非行生徒』の資料、熊谷市の中学校が地域に配る 顔写真付きで「性的な事への関心が強い」

2017年03月15日 16時29分 JST | 更新 2017年03月15日 17時20分 JST
Tomohiro Ohsumi via Getty Images
TOKYO, JAPAN - MARCH 01: Vocational school students take part in a rally to kick off job-hunting on March 1, 2017 in Tokyo, Japan. About 1,500 students from 11 schools participated in the event ahead of their job-hunting as Japan's unemployment rate fell to 3.1%, the lowest in 22 years in December, released on January 31. (Photo by Tomohiro Ohsumi/Getty Images)

埼玉県熊谷市の市立中学校が1月、「非行生徒」の氏名や学校での態度などをまとめた資料を、地域の自治会長らに渡していた。市教育委員会が3月15日、ハフィントンポストの取材に答えた。

同校は、学校での行動に問題がある生徒の情報を、地域で共有する必要があるとして、氏名や住所などの個人情報をまとめた資料を作成。1月に開かれた自治会長らでつくる「いじめ・非行防止ネットワーク会議」の場で、手渡したという。

資料に名前が記載されていたのは、1年から3年の13人の生徒。このうち5人は住所や顔写真が添えられ、「学力が低い」「性的な事への関心が強い」「暴力的な言葉を使う」などと学校での様子も記されていた。

会議には、自治会長や民生委員のほか、同校のPTA会長や市教委職員、県警熊谷署員など、計17人が出席。「取り扱い注意」と書かれた生徒の資料が1部づつ配られ、ほとんどの出席者が持ち帰った。

会議の翌日、資料に自分の子どもが載っていることを知った保護者から、学校に苦情が入った。市教委と熊谷署の計2部以外は回収されたが、資料を撮影した写真がSNS上に投稿された可能性があり、市教委が確認している。

「いじめ・非行防止ネットワーク会議」は2015年に始まり、今回で4回目。個人名が記載されたリストを作成したのは初めてで、過去の会議で出席者からの要望があったという。

市教委は15日、ハフィントンポストの取材に対し、「写真や住所などの個人情報をどこまで載せるのが適切だったのか、学校側のチェックが甘かった」と説明。「地域に現状を伝えるためには、どういう資料が必要なのかを検討していく」と述べた。

資料の流出については、「取扱注意とは書いていたが、資料の回収、管理を徹底し、再発防止に努める」と話した。


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