『DASH村』の名物犬・北登死す 「16年5カ月、思いっきり駆け抜けました」

「ザ!鉄腕!DASH!!」の人気企画「DASH村」に登場していた名物犬・北登(ほくと)が2月17日に息を引き取った。公式サイトには、「TOKIOや明雄さん、そして、多くの仲間とともに16年5か月、思いっきり駆け抜けました」と綴った北登へのメッセージが掲載された。

3月26日に放送されたバラエティー番組「ザ!鉄腕!DASH!!」(日本テレビ系)で、人気企画「DASH村」に登場していた名物犬・北登(ほくと)が2月17日に息を引き取ったことが伝えられた。16歳5カ月で、犬としては大往生だった。

北登は2001年1月21日、『自分の力で家はつくれるか?』というDASH村の企画で、同番組に初登場した。アイドルグループTOKIOのメンバー・山口達也が家づくりの第一歩として作った「犬小屋」の主として迎えられた。

番組に登場した当初はたびたびDASH村から脱走を試みて、TOKIOの松岡昌宏などが走って北登を追いかける場面もあった。やんちゃな性格で、TOKIOのメンバーをはじめ、2014年に亡くなった同企画の指導者・三瓶明雄さんなど、DASH村を支える多くの人から愛された。

2011年3月には、福島第一原発事故の影響で東京へ移住。高齢で環境の変化を迎えたが、東京の生活にも徐々に慣れていき、2016年12月にはひさしぶりに同番組に登場した。9月22日に迎えた16歳の誕生日には山口と国分太一が北登の元を訪れ、犬用のおいもケーキと似顔絵入りの布団をプレゼントしたという。

26日放送の「ザ!鉄腕!DASH!!」では、番組の終盤に「DASH村の仲間 北登が歩んだ16年」と題した追悼映像が流れた。また、同番組の公式サイトで連載されている「DASH村日記」も同日更新され、北登へのメッセージが掲載された。

東京での生活にすっかり慣れた北登は、友達もたくさんでき、一緒に散歩をしたり、遊んだりとDASH村とは違った楽しみを満喫していた。

TOKIOと明雄さんは、離れ離れの暮らしになったが、時折、顔を合わせており、会うと北登は、福島DASH村にいた時の様にご飯をねだったり、たくさん撫でてもらったりと思いっきり甘えていた。

3月26日 - 「ザ!鉄腕!DASH!!」公式サイトより 2017/03/26)

16歳5か月と大往生だった北登。

たくさんの応募の中から決められた北登という名前は、「雪のイメージ」と「方角の基準である北という目標を目指して登っていく」という意味から、雪の中でも元気に飛び跳ね、健やかに成長していってほしいという願いが込められている。

その名前のように、北登は春夏秋冬、元気いっぱいに駆け回り、180度変わった環境の中でも健やかに暮らした。TOKIOや明雄さん、そして、多くの仲間とともに16年5か月、思いっきり駆け抜けました。

3月26日 - 「ザ!鉄腕!DASH!!」公式サイトより 2017/03/26)

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