明治安田生命J2リーグ第10節が4月29日に行われ、千葉・フクダ電子アリーナ(フクアリ)ではジェフユナイテッド千葉と徳島ヴォルティスが対戦した。この試合で徳島DFの馬渡和彰が、中学生ボールボーイを小突いて非紳士的行為により退場となった。日刊スポーツなどが報じた。
徳島は前半14分、DF馬渡和彰(25)が一発退場となった。馬渡は自陣から左サイドに蹴り出されたロングボールに走ったが、千葉GK佐藤優也にボールを蹴り出された。その後、ボールボーイに対し、詰め寄るような振る舞いをして、主審からレッドカードを出された。徳島の3、4選手が抗議したが、聞き入れられなかった。
(徳島DF馬渡、ボールボーイに詰め寄り一発退場 - J2 : 日刊スポーツより 2017/04/29 19:00)
馬渡は試合後、報道陣の取材に対し、「ボールを早くもらって、リスタートしたかったんですけど、もらえずに、ちょっと軽率な行動が出てしまった。『持っていたボールをちょうだい』と言ったら、目をそらして明らかに遅らせる行為があったので、ああいうふうになってしまった」と語った。
さらに馬渡は「サッカー選手として、してはいけない行為だった」と反省し、試合後にこのボールボーイに謝罪したという。
試合は結局、馬渡が退場となって数的不利を強いられた徳島が0-2で敗れた。さらに試合後、徳島サポーターがボールボーイに水をかける騒動が発生。馬渡が退場となった判定に抗議したものとみられる。
スポニチによると、東京都出身の馬渡は市立船橋高、東洋大を経て2014年にJ3鳥取入り。16年にJ2金沢へ移籍し、今季から徳島に加入した。