ゴールデンウィーク中に開催されているLGBTの一大イベント「東京レインボープライド」。目玉は、なんといっても最終日を飾るパレードだ。車両などをカラフルに装飾した「フロート」と呼ばれる山車とともに、東京の渋谷・原宿界隈を練り歩く。
2017年のフロートは23台。吹奏楽を演奏するものや、ヨーロッパの各国大使館とともに歩くもの、業界団体が主催するものなど、趣向を凝らしたものが勢揃い。誰でも参加できるが、各フロート定員(250人)に達すると締め切るので、はやめに登録するのがおすすめだ。
参加申込の手順は、次の通り。
- パレード前日か当日に、フェスタ会場(代々木公園イベント広場内)にあるパレード受付ブースに行く(登録時間 6日:14時〜18時、7日:9時〜11時)
- 23のフロートの中から好きなものを選んで登録、参加チケットをもらう(2017年のフロート詳細はこちら)
- 代々木公園・NHKホール前にあるけやき並木に整列(整列時間は参加チケットに書かれている)
- パレードスタートは12時(予定)。自分のフロートがスタートしたら、フロートについて順番に歩き出す
東京レインボープライドの入り口を通って
まっすぐ行くと、歩道橋に沿って受付ブースが並んでいる
受付ブースの前にあるフロートインフォメーション
23もあるフロートの中から、どれを選んだらいいかわからないという人は、パレード受付ブース目の前にある「フロートインフォメーション」で相談できる。
フロートインフォメーションのスタッフによると、23あるフロートの特徴はさまざまなので、「踊りたい」「レズビアンとしての主張をしたい」「アライ(LGBTをサポートする人)としてパレードに加わりたい」など、目的に応じて好きなフロートを選ぶと良い。
例えば、LGBTの「教育」について熱い思いを持っているという人は、3番の「Power Of Education」を選ぶといいかもしれない。
ちなみに、5月6日16時現在、一番人気は2番の「Grammy Tokyo」だという。レインボープライドウェブサイトによると、日本最大のFtM(※1)クラブイベントによるフロート。賑やかそうだ。
また、参加の際に以下の点を注意して欲しいという。
- ローラーブレードやローラースケートのような、事故の原因になりそうなものの着用はNG
- 過度な露出は控えてほしい
- 水分補給を忘れずに
- パレードはメディアによる写真・動画撮影OKなので、うつりたくない場合は帽子やサングラスなどの着用を
パレードは代々木公園を出発し、公園通りを歩いて渋谷のスクランブル交差点に向かう。そこから明治通りを通って代々木公園に戻る。
歩いても、見ても楽しいパレード。年に一度のお祭りで、LGBTサポートをする貴重な機会だ。
近くに来る予定があれば、立ち寄ってカラフルで多様な23のフロートを応援してみてはいかが?
※1FtM:Female to Maleの略。出生時に割り当てられた性別が女性で、性別表現が男性のトランスジェンダーを指す。
▼「東京レインボープライド2016」パレード(画像集)▼
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