オアシスを魂の合唱「Don't Look Back in Anger」 マンチェスターの人々が英自爆テロの犠牲者を悼む

「鳥肌ものだ!数分の沈黙のあと、ある女性が歌い始めたオアシスの『Don’t Look Back in Anger』に、マンチェスターの群衆が加わった」(イギリス人記者)
Members of the public attend a minute of silence for the victims of the Manchester Arena attack, in St Ann's Square, in central Manchester, Britain May 25, 2017. REUTERS/Darren Staples
Members of the public attend a minute of silence for the victims of the Manchester Arena attack, in St Ann's Square, in central Manchester, Britain May 25, 2017. REUTERS/Darren Staples
Darren Staples / Reuters

イギリス・マンチェスターのコンサート会場で5月22日に自爆テロ事件が発生し、現地では悲しみが広がっている。

事件発生以降、市内では地元の人々がマンチェスター出身のロックバンド・Oasis(オアシス)のヒット曲「Don't Look Back in Anger(ドント・ルック・バック・イン・アンガー)」を合唱する一幕がみられた。

オアシスは、マンチェスター出身のリアム・ギャラガー(ボーカル)、ノエル・ギャラガー(リードギター&ボーカル)兄弟がフロントマンとして活躍したロックバンド。1991年に結成し、2009年に解散した。労働階級出身のロックバンドとしてイギリス国内のみならず、世界中の若者から支持を集めた

テロ発生の翌日23日、市内のチェタム音楽専門学校に通う生徒や教師らが、野外で「Don't Look Back in Anger」を合唱した。

怒りとともに振り返ってはいけない(Don't Look Back in Anger)。いまだ警察の非常線が張られている中、チェタムの生徒や教師たちが希望と支援のメッセージを届けます。

また、イギリス「ガーディアン」紙のジョシュ・ハリデー記者は25日、マンチェスター市内の広場に集まった市民たちが同じ曲を合唱する動画をTwitterに投稿した。動画には、サビ部分のコーラスが進むにつれ合唱が大きくなっていく様子が収められている。

鳥肌ものだ!数分の沈黙のあと、ある女性が歌い始めたオアシスの「Don’t Look Back in Anger」に、マンチェスターの群衆が加わった感動的な瞬間。

オアシスのギャラガー兄弟は、事件後に自身のSNSアカウントを更新し、哀悼の意を表明した。

マンチェスターで起きたことに、とにかくショックを受け、ひどく打ちのめされている。巻き込まれてしまったすべての家族たちに、愛と光を送る。(リアム・ギャラガー)

兄のノエルはラジオ番組に出演した際も事件について言及し、「傷が癒えるまでしばらくかかるだろう」と苦しい胸の内を明かしている。合唱の動画がTwitter上で拡散すると、「マンチェスターの人々を愛している」とのコメントとともに投稿をリツイートした。

NO WORDS

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言葉もない。(ノエル・ギャラガー)

オアシスのメンバー

▼「アリアナ・グランデのコンサート会場で爆発」画像集が開きます▼

BRITAIN-SECURITY/MANCHESTER

アリアナ・グランデのコンサート会場で爆発音、19人死亡 イギリス・マンチェスター(2017年5月22日)

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