林修先生、キラキラネームと学力の低さは「相関性がある」

「子供に早期英語教育やらしている東大出身の親に会ったことがない」とも
林修 撮影日:2013年06月12日
林修 撮影日:2013年06月12日
時事通信社

予備校講師でタレントの林修さん(52)が9月24日放送のTBS系「林先生が驚く初耳学」に出演し、読みにくい名前「キラキラネーム」と学力の低さには「ある程度の相関性がある」との持論を展開した。

林さんは、「相関アリ キラキラネームと低い学力」と題したコーナーで、キラキラネームという呼称がなかった約20年前にテストの成績順に名前を並べたところ「途中から突然(名前が)読めなくなってきて」という経験談を紹介した。

また、今年の東大合格者の名簿を見た番組プロデューサーが「全員、名前が読めますね」と話したエピソードも明かした。そのうえで林さんは「点数と、読める・読めないには、ある程度の相関性はある」と強調。ただし林さんは、キラキラネームに関して「ひとつ強く言っておきたいのは、本人には全く責任はない」と述べ、責任は名前を付けた親にあると説明した。

林さんは続けて、「固有名詞の持つ意味を、あまり考えてない方もいらっしゃるのかなと」と、次のように話した。

固有名詞は意味を持たないんです。固有名詞は、あるひとつのものを特定して指示する機能があるんです。とすると、ぱっと見た時に誰と特定できない、指示ができないような名前を付けることが、固有名詞本来のあり方に即しているのかと。

さらに大リーグで大活躍するイチロー選手の本名が「鈴木一朗」とありふれた名前であることを例に挙げ、「名前で個性を表現しなくてもいいんじゃないか」と訴えた。

■「早期英語教育やらしている東大出身の親に会ったことがない」とも

林さんは「英語教育不要論」のコーナーでは、ゲストのタレント・紗栄子さんが子供に幼少期から英語教育をしていることについて、幼児教育は英語よりも思考力を伸ばすべきだと否定的な見解を述べた。

紗栄子さんの長男(9)と次男(7)は、ロンドンの名門校に入学するため、9月に紗栄子さんとイギリスに渡航。紗栄子さんは子供の英語教育について「1歳の終わりぐらいからしています。コミュニケーションツールとして、英語持っているのは強いと思います」と語った。

これに対して林さんは「子供に早期英語教育やらしている東大出身の親に会ったことがないです」と断言した。ゲストの青山学院大陸上部長距離ブロック監督の原晋さんが「世の中は英語ができたら全てができると勘違いしている」と指摘したことを受けて、林さんは「日本社会はそこの物差しが狂っているなあと。もともとのスペックを高くしたら、英語はすぐにできるようになりますって」と断言していた。

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