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「お客様の中に運転士はいませんか」 停電で止まった宇都宮線でまさかのアナウンス 何があった?

代わりに運転したのでしょうか...

2017年10月24日 10時31分 JST | 更新 2017年11月22日 19時48分 JST
時事通信社
(イメージ写真)2007年に、架線の切断で止まった宇都宮線

「お客様の中に運転士はいませんか」--。架線トラブルの影響で、長時間にわたり運転できなくなったJR宇都宮線の車内で、こんな驚きのアナウンスが流れた。

飛行機で急病の患者が出た際に、「お医師様はいませんか」と客に呼びかける話は耳にするが、運転士を求めるのは聞いたことがない。何が起きたのか。

NHKによると、JR宇都宮線は10月23日、埼玉県久喜市で架線トラブルが起き停電。合わせて1900人の乗客が2時間余りにわたって電車内に閉じ込められ、1700人の乗客が線路を降りて避難した。

朝日新聞デジタルは、たまたま乗り合わせた記者のレポートを掲載した。運転士を求めるアナウンスが流れたのは、茨城県古河市のJR古河駅を出発した1本。23日正午ごろ、強風で見合わせた上野行きの上り線が再開したが、15分ほど走ると、茶畑に囲まれたあたりで停車。車内アナウンスで、一部の区間で停電があったことが伝えられた。

しばらくして、復旧に時間がかかるため、下り線の車両に移って古河駅に戻ることが伝えられた後、次のような呼び掛けがあった。

「お客様の中でJRの運転士がいたら車掌まで申し出て下さい」

客の移動が始まると、車両のあちこちで、私服やスーツの男女が「足元にお気を付けください」「ご迷惑をおかけします」と声をかける姿が。

先ほどのアナウンスは、「お客様の中にいたJR運転士」が、乗客の誘導役として呼び求められたのだった。

頭を下げる私服姿のJRの女性社員に、「いいのよ、お互い様よね」と応える乗客もいたという。

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