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人はなぜ走る?(2)

2013年05月20日 17時20分 JST | 更新 2013年07月19日 18時12分 JST

5月12日(日)に栃木県鹿沼市で行われた「第33回鹿沼さつきマラソン」に出場してきました。1万人を超える市民ランナーが、2kmの親子ランからハーフマラソンまで、それぞれのレースを楽しみました。鹿沼市民の皆さん、皆さんの生活の場を走らせていただきありがとうございました。

前回は、私が48歳の時から12年間、ランニングを楽しんできた中で感じている下記のメリットを3つ挙げ、最初の1つをご紹介しました。

1.その人のレベルや目的に合わせて、手軽にできるスポーツであること。

2.無理のないダイエットで健康的になれること。

3.新しい友人を持つことができ、知らない世界を経験することができること。

前回の補足をすると「その人のレベルや目的に合わせて」ということが大切だと思います。コメントでもいただきましたが、私は「走ることがすべてだ!」などと思ってもいませんし、走りたくても健康上の理由で走れない方がおられることも承知しています。自分の基礎体力や体質などに合わせてジョギングを始めないと、膝や足腰が故障し、逆にランニング嫌いになることもあるでしょう。また、そのあたりはおいおい、お話しさせていただきます。

2番目の「無理のないダイエットで健康的になれる」についてですが、まさに1番目の「その人の目的・・・」の一つです。私自身が走り出した一つの理由が、人間ドックで医者から「このままだと生活習慣病の玉手箱になるよ!中性脂肪や悪玉コレステロールを減らす努力しないとね!定期的な運動をするか、食事制限をするか、どっちにする?」と忠告されたことにあります。元来、食いしん坊な私ですから「じゃあ、運動します!」と即答した手前もあり、とにかく減量を目的で始めたランニングでした。

減量にはいろいろなアプローチがあると思います。私は"減量のプロ"ではありませんが、ジョギングは基本的に有酸素運動ですので、無理のないダイエットにはもってこいと言われています。また、脂肪を長い期間をかけて徐々に燃焼させ、中性脂肪や悪玉コレステロールを減らすことも可能だと聞いていました。もちろん、ジョグに加え食生活も併せて改善していけば、健康的に痩せることができます。

実際、継続的なスロージョグでダイエットに成功したというお話も聞きました。減量だけが目的ならば、膝や脚への負担を考えてウォーキングだけでも十分だと思います。ただいずれにしても、有酸素運動の正しい知識や方法を学んで、無理ない範囲で時間をかけて健康的な身体を作るには、ジョギングは有力な方法の一つなのだと思います。

それで私はどうなったか?と言えば・・・中性脂肪と悪玉コレステロールは2年あまりで劇的に減少し、今も維持できています。しかし、体重はというと・・・?! その顛末は、また機会があったらお話ししますが、とにかく健康になることが目的で上手にジョギングに取り組むことは、モチベーションの一つにはなるはずです。

3つ目の「新しい友人を持つことができ、知らない世界を経験することができること」は、40代まで仕事人間だった私には、ランニングは豊かな友人関係を広げる絶好の機会になりました。

もちろん、新しい友達の輪を広げられるのはジョギングだけでなく、音楽やその他のいろいろな趣味を通じてできることです。ランニングだけの話ではありません。私の場合は、最初にジョギングの手ほどきをしてくれた方が、土木業界関係のお仲間と少人数ですが走友会をつくっていて、その仲間にしていただきました。またスポーツメーカーの主宰するランニング教室で知り合ったり、仕事関係でも走る仲間が増えたりして、今でも交流の輪がどんどん広がっています。

また、地方の大会に参加する機会も増え、今まで行く機会のなかった街を訪れる経験も増えました。時々、休みを利用して海外のマラソンにも参加することもあります。普通の観光ではなかなか体験できない地元の人たちとの触れ合いなども楽しみの一つになりました。さらに、大会を主催する方々や多くのボランティアの活動にも接することも刺激になりました。

このように、市民ランナーとして走ることは、少なくても私のライフスタイルに大きな影響を与えてくれました。

ただ、私も初期の頃はそうだったのですが、市民ランナーが陥りやすい様々な"独善"には気をつけなければいけないと感じています。例えば、「会う人ならだれにでもランニングの素晴らしさを強調して、"あなたも走った方がいいよ!"と勧めまくる」、「どんな場でもランニング話で周りを巻き込もうとする」、「自分の信じる練習方法などを押し付けようとする」などといった言動です。また、最近ではマナーの悪い市民ランナーを見かけることもあります。もちろん、そういう"独善"はランニングに限ったことではなく、様々な趣味の世界には付き物だということはわかっています。次回は市民ランナーとして気をつけなければならないと感じていることをお話ししたいと思います。