アメリカの州知事選に犬が立候補⇒州政府の判断は?

飼い主は「人間とあらゆる生き物にとっての最善を考えている犬だと確信しています」と語った。

米国では、驚くべきことに犬の町長というのはいるらしい。それなら、犬の州知事もアリだろうか? いや、どうやら州政府からきっぱりと却下されてしまったようだ。

AOLニュース

カンザス州は最近、アンガス・P・ウーリーという名前の3歳のワイアーヘアード・ビズラ犬が同州知事選に立候補することは認められないとの判断を下したと、地元メディアKWCHが報じた。

飼い主のテラン・ウーリーさんは、カンザス州では州知事への立候補に特段の要件がないとのを報道をきっかけに、アンガスの立候補を正式に届け出ていた。

「そもそもは、州知事選に十代の若者が出るという記事を読んで、立候補資格は何だろうと気になり、『うちのアンガスでも立候補できるかも』と思ったんです」とテランさんはKWCHに話している。

州の法規を調べてみたテランさんは、アンガスが本当に立候補できそうだと分かったため、もちろん4本足の友を出犬出馬させようと決意したのだった。

しかし、アンガスとその政治的野心にとっては残念なことに、カンザス州は人間以外の種を知事に迎える準備がまだできていなかったらしい。

カンザス州州務長官室のブライアン・キャスキー氏は、「犬の立候補の届け出を認めて候補者名簿に載せることはできません」と述べている。

州知事への夢は完全に破れてしまったものの、テランさんは、アンガスなら模範的な知事になれたと固く信じている。きょうだいのベーブとマックスを州副知事と州務長官に引き連れて、カンザス州民を勇敢に率いたはずだと。

「アンガスは面倒見が良く、他者を育てる力があり、人間とあらゆる生き物にとっての最善を考えている犬だと確信しています......ただしリスを除いて」

■参照リンク

【関連記事】

注目記事