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部下や子供の可能性の引き出し方

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認めてほめる


対人関係の基本は、「認めてほめる」です。

人は認められることで、自己肯定感(自分にOK)や自己効力感(自分はできる)が増え、学びや仕事に自信を持って取り組むことができます。アメリカでは、授業で生徒が手をあげただけで、教師が「ナイス トライ!」とほめるそうです。

私がこれまでやってきたコーチングでも、「自信がない」とおっしゃる大人が非常に多いことからも、日本では子どもの時から、親からも学校でも「認めてほめてもらえる」絶対量が、少ないのではないかと思います。

ですから、人の可能性を引き出すには、一人ひとりの良い点を見てほめることがとても大事です。

ポポネポの法則


さらに、ポポネポの法則という考え方があります。

Aさんという部下に指導したいことがある場合、まず

ポジティブ①

「報告書がとても整理されていて読みやすいね。すぐに何がうまくいってて、何が問題かわかるよ。」

ポジティブ②

「Aさんの、だまって人の嫌がることを率先してやってくれる点も素晴らしいね。」

ネガティブ①

「ただ、もっと『私はこう思う』ということを言ってもいいんだよ。現場の意見は役に立つからね。会議はみんなの意見を出す場なので黙っていてはもったいないよ。」

ポジティブ③

「Aさんなら大丈夫。私が見てるよ。」

などと。指導したい場合、ネガティブの前後をポジティブで挟む。

ネガティブも「お前のこんな点がダメだ」ではなく、「こうすればもっとあなたのためになるよ」という気持ちを込めて伝える。

そうすれば、相手に耳を傾けてもらいやすくなります。

人数に反比例する


そして、全体に向かって伝えたことは薄まります。

部署に30人いたら、あなたの想いの伝わり方は30分の1になるという説があります。また、全体に向かって伝えても、受け取り方は相手によって異なります。

自発的に自分事として受け取る人もいれば、上の空の人も、反発する人もいるかもしれません。ですから、できるだけ個別に一言でもAさん、B君に伝えた方が伝わります。

そして一人ひとりをほめるのが咄嗟に難しければ、「目を見てにっこり」だけでもいいんです。

認めるというのは、「人として、存在価値がある。あなたの居場所がある」と伝えることです。

そのためには、毎日30人の一人ひとりに目を見てにっこりだけでもいいので、1日1回コンタクトが取れれば理想的です。

1日3人でもいい、まんべんなく


ただし、忙しい方も多いでしょうから、全員と話ができなくても、必要以上に自分を責めたり落ち込む必要もありません。「今日は3人と話せた。明日は別の3人と話そう」でもいいんです。

30人の部署で1日3人と話せたら、10日で一巡します。

人はややもすると問題のある部下や子供をしかったり、優秀な人間ばかりをほめたりしがちですが、目立たない、いい意味でもわるい意味でも期待通りの活躍をしている人こそ、できるだけ時々でも声をかけるようにされてみてはいかがでしょうか?

(2015年11月4日「EDUPEDIA」より転載)

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